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(書評)文句のつけようがないラブコメ3 Never Ending Story

著者:鈴木大輔



再構築された世界でも惹かれあう優樹と世界。次第に学校へも溶け込んでいき、平穏な日々はこれからもずっと続いていく……。しかし、そんな中、どうにも煮え切らない様子の世界に優樹は不審を抱く。そして、そんなあるとき、チヨは世界がどのような存在なのかを指し示し……
なんていうか……前巻でも書いた気がするんだけど、コメントしづらいな、この作品(笑) 何しろ、オチがある程度、最初から決まっていて、第1巻と(細かいところは違うにせよ)同じ方向へ……というのは同じなわけだから……
物語は、学園生活に入るに当たって、世界への嫌がらせをしていた存在が妹と気付き、それを止めた。そして、クラスでも受け入れられる存在になる世界。しかし、どこか煮え切らない。そして、チヨによって真相、世界そのものの終わりが迫っていることを知った優樹は世界との逃亡を選び……
チヨによって入念に準備された逃亡。九十九機関の裏をもかいてかつてないほどに長期間の逃亡に成功していた……はずだった。しかし、そこにあったのはやはり意外な伏兵によるもの……
何と言うか、前巻を読んだときにTVアニメ版の『エンドレスエイト』を思い出したのだけど(意味がわかる人はどのくらいいるのだろうか?)、今回は、やたらと複雑なフラグのあるノベルゲームのような気になった(個人的には、「やるドラ」シリーズみたいな感じ) 一見、物凄くうまく行っているように思えても、たった1つの掛け違いがあれば、そこであっというまに崩壊する、という感じだし。
ただ……そもそも、世界がいなければ地球そのものの運命が……みたいなっていう前提をどーにしかしないといけないのかな? とも思えて来るんだが……。そうすると、方向性そのものが間違っている……?

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