(書評)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア3

著者:大森藤ノ



先の探索において階層主を1人で撃破し、念願の「レベル6」へと昇格したアイズ。しかし、そんな彼女の気持ちは冴えない。1つは、、やっと出会えた白髪の少年に逃げられてしまったこと。もう1つは、その階層主らとの戦いの際に表れた調教師の女が「アリス」という自分しか知らないはずの名を知っていたこと……。そんなとき、アイズは24階層に大量発生したモンスター討伐のクエストを受けることになり……
ということで、本編では2巻の後半から3巻の裏側での出来事を描いた形。
ある意味、この巻って、アイズに憧れる(ベルではない)もう1人の物語……的な要素が強いのかな? と感じる。
物語は2つの視点で綴られる。1つは、アイズの視点で、ベルを探している最中、24階層のモンスター大発生を何とかして欲しい、という依頼を受けて、他のファミリアの面々と共にそこへ向かう話。もう1つが、地上で同じく依頼を受けたロキ・ファミリアのレフィーヤが、ベート、さらにデュオニソス・ファミリアで「バンシー」と呼ばれるフィルヴィスと共に24階層へと向かう、という話。
アイズの側については、相変わらずのアイズ無双ではある(笑) ただ、そのような方向へとアイズを導くことになる謎の男。そして、モンスター発生の現場で待ち受けていた調教師らの言葉によって、2巻からの謎のモンスターの存在などについてある程度の裏が見えてくるなど、謎解き的な意味が多いエピソードとなっていた。一方で、レフィーヤ側については、完全にレフィーヤの成長譚。魔力の高さには定評がありつつも、それを活かしきれない彼女。ベートは、そんな彼女を足手まといとけなす。そして、そんな彼女が……
本編のベル君のように、憧れがそのまま力に……。そういう特性を持っているわけではない。けれども、アイズに対する憧れは存在する。そして、その憧れがあるからこそ、次の一歩を……。本編のチートっぷりじゃないからこそ、の熱さがあってよかった。
んでもって……相変わらずのベートのツンデレさんっぷりであった……(笑)

No.3797

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