(書評)ひとつ海のパラスアテナ2

著者:鳩見すた



1年後の再会を約束してタカと分かれたアキ。しかし、漂流した結果、海賊の下っ端にされてしまった挙句、ルームメイトとなったオルカと共に浮島へ捨て置かれてしまう。助けは絶対にこない、という海域でのサバイバルが始まって……
なんか、孤島に置き去りにされて、最後に海賊と戦う、というのは絶対にしなければならないのだろうか? 細かいところは色々と違うのだけど大雑把な流れが似ているような気がしないでもない。
今回は、終盤にタカが登場するものの、メインとなるのは、アキが拾われた海賊船でルームメイトととなる少女・オルカ。自分よりも年下だけど、しっかりとした考え方をする少女。しかし、自分の方が年上で、いざ、サイバイバルな状況になれば……と、自分が姉として振舞うことにする。しかし……
1巻のタカと違って、年も下だし、サバイバルの経験などもないアキ。しかし、その決意は、いざ、その現場に行くとすぐに崩れてしまう。確かに、経験は自分の方がある。でも、姉として振舞おうとすると、すぐに失敗し、オルカのもの覚えの良さ、応用力にすぐに追いつかれ、どんどん自信を喪失してしまう。そのあたりのアキの絶望感とか、そういうのは悪くないと思う。
ただ……いかんせん、話の流れが前巻と同じである、というのはマイナス。しかも、オルカの真意とかについて、日記を盗み見て、とか、そういうのも……。そういうのは、自分で気付いてこそ、じゃないのかな?
最終的にタカと再会し、そして、何か危機的状況に……という結末。その意味で、3巻では、これまでのエピソードと比べて動きがあるのかな? という感じはするし、また、そこまでのつなぎなのかな? とも思う。
ただ、この巻単独で、というと、ちょっと……かな? とも思う。

No.3814

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