(書評)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件8

著者:野村美月



「子供たちに胸を張れるような立派な大人になる」 そのため、エーレンを去り、大学に入ったシャール。外交官を目指し、勉強に励むものの、ことあるごとにやってくる聖羅たちに振り回される日々が待っていて……
シリーズ完結編。
12歳、14歳、16歳、17歳と成長していく聖羅と、その時々のシャールの日々を描いていく。
一言で感想を書くと。
甘っ!!!
もうね……それが何よりも。聖羅たちに胸を張れる先生になる、とエーレンを離れたのに、何だかんだと良いながら聖羅たちはやってくる。聖羅は、いきなり他の女性に対してアピールし始めるし、それに対して、あくまでも「聖羅は生徒」というスタンスでい続けるシャール。これまでのやりとりから、少しは意識してるんじゃないの? と思ったら、予想以上のヘタレだったという(笑) まぁ、ちゃんと幸せな結末になっているわけだけど。
そんな中で、周囲の連中と来たらもう……。ギルマーは、うざったいくらいにノロけ話を延々と続けるし、竜樹王子はますます男らしさをこれでもかと示して結婚とかしちゃうし……。お前ら、同性に恋していたライバル同士だった、ということを喧伝してやろうか!? と思うくらい(笑) まぁ、そんな雰囲気があったからこそ、煮え切らなかったシャールが、ということはあるんだろうけどね。
で、個人的に残念だったのは、アニスかな? ある意味、シャールを「男性」として聖羅と共に最初に意識した存在。それだけに、何かシャールとの関係について区切りがあってほしかったな。なんか、アッサリ、他の男性と結婚してます! とか言われてもなぁ……。そこだけがちょっと、ね、と思ったところ。あと、成長した真王子を見てみたかったところ、かな?
まぁ、登場するキャラクターがそれぞれかわいいこのシリーズ。最後まで、そのテイストたっぷりでのハッピーエンド。良い完結編だった。

No.3844

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