(書評)文句のつけようがないラブコメ4 Never Ending Story

著者:鈴木大輔



新たな世界で、桐島ユウキに割り振られた役割は、九十九機関のエージェントとして、神鳴沢セカイを使役し、世界を救うこと。苦痛に満ちた「お努め」を果たすことに疲弊しているセカイは、無理難題をユウキに与えるが、ユウキはあくまでも忠実にそれをこなしていく。そのような日々の中、二人の関係は接近していって……
なんか、文庫裏表紙のあらすじが、本当にあらすじで困る(苦笑) 本書の内容をこの分量でまとめなさい、といわれたら、こんな感じになるだろうし……(笑)
まぁ、今回のエピソードはある意味、それぞれの立ち位置が最初からはっきりしている、というのが特徴だろう。冒頭に書いたとおり、ユウキの役割は、あくまでもセカイのご機嫌を取って「お努め」に向かわせること。そのために、無理矢理に酒をひたすら飲まされたり、はたまた、世界中を旅して、最高の酒を入手させようとしたり……。無理難題、と言えば、無理難題なのだけど、裏表紙に書かれている「冷たい態度」というようりは、作中でユウキ自身が行っているように、相手の力量とかを試している、というほうがピッタリくるような感じがする。そして、そんな日々で関係は変わっていく……
多分、最初からそれぞれの立ち位置がハッキリしている分、互いに信頼を持ちやすい関係になっている、ということはいえるのだろう。それぞれ、目的を達成することが決まっているだけに、それさえしておけば……というのはあるわけだし。ただ、そこからは、男と女だし、また、そうやって近くにいれば相手の別の面も見えて……となるのは当然……
ただ、この4巻時点では、互いを意識し、結婚をしよう、というような話にはなったものの、しかし、ユウキは「目的達成」という点では譲らない状況。5巻もその続き、ということはその後にさらなる変化があるこは明白だし、その辺りを楽しみにしようと思う。
……にしても……前回のエピソードで全てを壊した妹ちゃん。今回も、なんか、時空を越えたようなメタ発言していてラスボス臭たっぷりだなぁ……(笑)

No.3848

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