(書評)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる5

著者:野村美月



「交際は――認められないわ」 心を通わせ、恋人同士となった詩也と綾音。しかし、そんな二人に対し、いち子はまさかのNG。「つきあっていない」と交際を否定しながらも、ひそかに関係を続ける二人だったが……
という4編を収録した挿話集。
うん、前回、二人で交際を開始したから当然っちゃあ当然なんだけど、甘っ! 冒頭に書いたように、「交際はNG」と言われてはいるんだけど、当然、それを守るつもりはなく、皆に隠れて交際を続ける。どう考えても、却って盛り上がるシチュエーションやんか!!
『ロミオとジュリエット』を題材にした1編目は、詩也のことについての話。永遠の命を手にしてしまった詩也。死ぬことすらないその関係は歪んだものでは……という詩也に対し、少なくとも『ロミオとジュリエット』において、ロミオが死ななければ……ハッピーエンドになる! その発想はなかったわ(笑)
偲の恋の応援をしようとして、梶の試合を見に行ったら……という2編目。なんか、3巻のときと比べて恐ろしく偲のキャラが崩壊しているような気がするのは気のせい? 詩也とスキャンダル? 迷惑をかけたからこそ、覚悟を決め、梶に!! ……で、なんでそーなる!?
ただ、そんな感じで順調に関係が進み、時間も進む。春を向かえ、先輩方が卒業し、新たな学年に。そのような中で、詩也に対する思いというのは、綾音だけでなく……。その決意の一言で、この巻で終わって……
というところで、シリーズそのものが打ち切りですか!?(苦笑)
あとがきで、「単純に商業的なもので」と著者が書いているのだけど……余計に切ないよ!!(苦笑) ぶっちゃけ、前巻を読んだ時点で5巻で終わり、という情報は得ていたのだけど、まさかここで、という思いはどうしても残る。ただ、無理矢理に話をまとめるのが吉なのか、それとも、何らかの形で、というのに賭けてのが良いのか……これはわからない。
なんか、物語そのものを楽しんだのは確かだけど、それとは別のところに対する想いが強くなってしまった……

No.3856

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