(書評)教場

著者:長岡弘樹



警察官となるべく、警察学校に入学した生徒達。そこで待っているのは、落ち度があれば即退校という厳しい校則があるそこで待ち受けるのは理不尽ともいえる試練。そして、そんな彼らの担任となった教官・風間の下、生徒たちは……、という連作短編集。
2013年版の各種ミステリランキングで上位に選ばれた作品。
うーん……
警察官としての基礎を叩き込む警察学校。厳しい校則がある。例えば、毎日提出する日誌には脚色などは禁止。それがバレればそれだけで退校。なぜならば、捜査日誌を書くための訓練であり、それは事実だけを書かなければならないものだから。また、成績が悪いものには、容赦なく罵倒、鉄拳制裁も……
そんな中での短編集であり、それぞれのエピソードを経た後、担任である風間が語る「警察官としての必要なもの」。そのための試練である、というような部分については素直に納得することが出来た。
ただ……それぞれのエピソードの読後感とかは無茶苦茶に悪い。それぞれのエピソードで、「え? そこで終わりなの?」と思うような終わり方だったりってのが結構多い。さらに、登場人物たちも……。警察学校に入ったけれども、楽をしようとするもの。成績をごまかそうとするもの。このくらいならば、いるだろうな、と思うんだけど、思いっきり犯罪行為をしようとしているものとか、そういうのが結構いて、それは流石になぁ……という感じになってしまう。
この感想を書くのに、色々なサイトの感想を読むと「陰湿」っていうのがマイナス要素になっているみたいなのだけど、私自身は陰湿なのは別にいい。ただ、陰湿な上に、何かハッキリしない結末だったり、あまりにもおかしな人だらけだったり、と感じたところこそマイナスだな、と感じた部分だったり。

No.3921

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