(書評)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9

著者:大森藤ノ



ダンジョン19層へ進出したベルたち。そこでベルは、竜の少女と出会う。明らかにモンスター。しかし、人間の言葉を使い、仲間であるはずの別のモンスターにも襲われる彼女をベルは助けてしまう。人とモンスター、双方の関係を揺るがしかねないその存在は、オラリオ、ダンジョン、神々をも揺さぶることになり……
第8巻がサイドストーリー集、その前の2編がダンジョンに潜らず、地上でのファミリア同士のイザコザだったので、本編シリーズで久々に冒険譚をやってくれた気がする(笑)
物語のターイングポイントという印象が凄く強い印象。物語は、冒頭に書いたように言葉を使い、他のモンスターからも襲われる竜の少女・ウィーネを助けることから始まる。地上の町では当然、ウィーネの存在はご法度。一方で、ダンジョンに置くことも彼女を危険に晒すだけ。神であるヘスティアも迷う存在。そして、リリなどは明らかにダンジョンに連れて行くように、と意見は割れる。そのような中、ギルドからは20階層へウィーネを連れて行くように、というミッションを受ける。
ウィーネを巡ってのギルド内でのイザコザ。そして、ギルドからのミッションで、それまで到達したことすらない20階層へと行かざるを得ない、という当然に大苦戦の冒険。これだけでも十分に楽しかった。そして、その20階層で明らかになった思わぬ事実……
あとがきで著者は、実質的に10巻との前後編構成になって申し訳ない、と書いているのだけど、これはこれで一つ、話に区切りがついていると思う。しかも、この巻だけでは比較的、安心できるような……
ただ……イケロスファミリアが色々と暗躍していたりとか、不穏な空気が見え隠れ。どうにも、物凄い悲劇的な展開が待っていそう気がしてならないんだよね。世界観そのものが大きく替わってきている、という点もあわせて、次巻っが楽しみ。
……でも、完全に、ダンジョンでハーレムが作り出されつつあるなぁ(笑)

No.3931

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