(書評)楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド

著者:野村美月



「すごくいいことを考えちゃった!」 表向きは冷戦状態のカテリナが提案したのは、ルドヴィークの「お嫁さんにしたい子番付レース」。優勝した娘は、国王の寵姫に向かえらルらしい、という噂もあり、城中はヒートアップ。そんな中、ルドヴィークは、いじめに遭っている内気な侍女・ミーネと出会う……
あとがきで著者も触れているんだけど、シリーズ2作目なのに、このタイトルはちょっと紛らわしい(笑)
今回は、タイトルにあるように、内気な少女・ミーネがヒロイン。周囲から蔑まれる流浪の占い師の血を引き、そのためか、周囲からも苛められている。しかし、そんな周囲からの扱いをよそに、とにかく一生懸命に自分の仕事をこなす彼女を見て、ルドヴィークはそんな彼女の魅力を引き出したいと考える……
なんか、1巻の感想としては『ドレスな~』シリーズっぽいと書いたのだけど、どちらかというと『ヒカル』っぽい気がしてきた。
表向きは、冷戦状態だけどかなりお転婆で、ルドヴィークの妻にはなれないけど、彼に相応しい娘を捜したいカテリナ。その結果が、お嫁さんにしたい子番付レースであり、ルドヴィークは付き合わされること。しかし、そもそもが仕立て屋であり、女の子を服飾で綺麗にしたいという願望はミーネに対しても働き、そして、そのような形で関わるうちに、彼女が大事な人に思えてくる。この辺り、結構、『ヒカル』に近いと感じる、というわけ。主人公の一見しての性格は違うけど、心根は近い、というか……。まぁ、気持ちはわかるんだけどね。
……ただ……こうなってくると、何だかんだ言いながら、主人公て移り気なんじゃないか、という気がしないでもない(笑) カテリナのことがとか言っていたのに、最終的にはミーネと初夜を迎えようとしているしさ(笑)
……そして……何だかんだ言いながら、このシリーズのラスボスはアーデルハイトじゃないんだろうか? という気もしてきた。

No.3953

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