(書評)妹さえいればいい。4

著者:平坂読



『妹のすべて』のアニメ化が決定、そこへ向けてのコミカライズも決定し、ますます絶好調の羽島伊月。しかし、満場一致でコミカライズ担当に選ばれたはずの漫画家・三国山蚕にはとんでもない秘密を抱えていた。そして、それは那由多、京をも巻き込んだ珍騒動へと発展していって……
本編を読んだ後に表紙を見ると、表紙イラストの中の細かい部分ところとかまでかなり凝って描いているのだ、というのが良くわかる仕掛け。これは凄い。っていうか、変態だーーー!!!
てなところからはじめたのだけど、物語的には、小説家あるある的なネタをメインに持ってきた感じ。アニメ化が決まった。そして、それに先駆けてのコミカライズ。その中で、本来は、他の作品のアニメ化の話が進んでいたのが止まってしまい、代わりに……。故に、スタッフとか、制作体制が作品のカラーに合わない可能性もある。勿論、アニメの出来次第で本編の評判が、というところもある。賭けそのもの。この辺り、アニメ感想とかやっている身として、「なぜこの制作会社?」というのがあるんだけど、事情が少し垣間見える感じ。そして、コミカラズにしても同様。いや、原作者が直接関わらないところは同じだけど、描く人が一人ということで、その一人の思惑で完全にぶち壊されることもある。そういうのは「へ~……」と思わされるところ。
……もっとも、この作品の場合、それを全てエロ方向に持っていってしまうんだけど(苦笑)
そんな感じで、巻の前半は、作家あるある的に進んで後半は……
完全に著者の趣味だろ!
毎度のように登場するTRPGが今回も挿入され、さらに「作家の人生」なる『人生ゲーム』的なボードゲームで遊ぶ話。毎回書いているけど、個人的に、TRPGの話とか、正直、いらない。前半のノリが好きなだけになぁ……
あと、千尋についての話とか、伊月と親の話とか、そういうところは一切進んでいない。ここ、進める気があるのだろうか? と思ったりして……

No.3991

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