(書評)彼女と俺とみんなの放送

著者:高峰自由



ニコ生にハマり、大手生主となったものの、ボッチだった中学時代を過ごした俺。その反省から、生主を引退し、リア充な高校生活を目指したはずの俺は、自分の高校からニコ生を発信している怪しい女を発見する。その女は、クラス1の美少女・御山千遥。生主だった頃のファンだったという彼女は、自分を弟子にして欲しいと頼み込んできて……
ニコ生、かぁ~……。WEBサービスであるそれを、思いっきり名前を出してってのは、ニコニコ動画がKADOKAWAグループに入ったから、なんだろうな。
てなわけで、ヒロインはヘッポコなニコ生主。そして、主人公は、かつて大手のニコニコ生放送をやっていた存在。ヘッポコなヒロインの、そのヘッポコなところにツッコミを入れて指導しつつ、やがて、ヒロインがなぜ、生主になって、ということになったのか……と進んでいって……
なんていうか、自分の場合は、UstreamでWEBラジオを配信しているんだけど、その中で最低限、個人情報保護とかの観点で守るべきこと。はたまた、こういうのだと盛り上がり、逆に、こうだとイマイチ……。そんな辺りは、同じようなことをしている身として「うん、うん……」というのがあった。
ただ……こういっちゃ何だけど、正直、物語の作り方はテンプレートどおり、って感じかな? そもそも、スタート時点での主人公とヒロインのスタンスの違い。少しずつ打ち解けるのだけど、大人という壁が現れたときに、それが露になってすれ違い。そして……。例えば、『俺の妹がこんなにかわいいわけがない』(伏見つかさ著)の1巻とかと似ているんだよな……。あと、途中で現れたかりりんの存在っていうのも何か中途半端に感じた。
安定感はあると思うのだけど、これと言ったインパクトはない、というか、どこかで読んだ感、というのを覚えてしまうのが欠点と言えると思う。

No.4093

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