(書評)妹さえいればいい。5

著者:平坂読



伊月の担当編集者である土岐の推薦で、GF文庫編集部でバイトをすることになった京。そこで待っていたのは、恐るべき労働の日々……。そんな中、伊月の作品『妹のすべて』のアニメ化で、スタッフとの顔合わせ、打ち合わせが行われるのだが……
ということで、今回は京が編集部でバイトをするようになり、その中での編集部アルアル的なところがメインになった感じ。冒頭のところで書いた伊月の作品のアニメ化における顔合わせも、結局、編集部での仕事、だし。また、京自身は関わっていないけど、新人賞の選考に春斗が参加して、というのもある。正直、これまでのエピソードでは終盤にあったTRPGが全く面白いと思えていなかった私なので、それがなかったのもプラス評価。
で、まぁ……京が、伊月を初めとした作家の面々と友人として付き合っている、ということもあるんだろうけど……編集者として滅茶苦茶に有能! なかなか原稿を書き上げてこない那由多に原稿を書かせる。水着シーンをどう書くか悩む蚕の相談に乗る。作中では、どちらかと言うと、おかん的立場にあるけど、いや、あるからこその扱い方でっていうのを凄く感じる。とは言え……
実質的には、京が脱げば問題が解決しているだけだけどな!
本当、やたらと裸率高いし……。女性って、そんなに同性の裸を見たいものなのか?(違) 私は同性の裸など、見たくないぞ!(違) まぁ、そうはいいつつも、それ以外でも周辺をよく見て、尻を叩くタイプだからこそ、というのは絶対にあると思うし。
そんな中での選考会の話。喧々諤々ともちょっと違う感じだけど、それぞれ、思惑は別。そして、その中での妥協。私自身、公募新人賞の作品とかよく読み、その中で選評も読んでいるけど、それっぽいのあるもの。選評では、格好つけた文章になっていたりするけど、実際にはこんなこともあるんだろうな……と感じたりする。
という中で、方向性は示されていた面々の間の恋の方も進展。春斗が京に対して思いを伝え、そして、京は京で、伊月へ……。思ったよりも一気に動いてきたな、というのは強く感じるところ。これで、次巻以降、どう関係が変化していくのか? そして、今回、あまり出番のなかった千尋がどう話しに絡んでいくのか? というところだな。

No.4111

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村



スポンサーサイト

COMMENT 0