以前、インタビュー企画にも参加させていただいた、「物理的領域の因果的閉包性」のぎけんさんのところの企画、マイベストエピソードに参加させていただきます。
◆ マイベストエピソードのルール
・ 劇場版を除くすべてのアニメ作品の中から選出(配信系・OVA・18禁など)
・ 選ぶ話数は5~10個(最低5個、上限10個)
・ 1作品につき1話だけ
・ 順位はつけない
・ 自身のブログで更新OK(あとでこのブログにコピペさせていただきます)
・ 画像の有無は問わない
・ 締め切りは8月末まで
とりあえず、私の場合は5作品+1、つまり6作品、6エピソードで書いてみました。
結構、他の方はそのエピソードのスタッフや、画像などを載せるなどしていますが、私はそれはやりません。手抜きでごめんなさい。

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ファンタジスタドール 9話「かがみかみかみ? まぎれる気持ち」
カオスなアニメとして、視聴者の記憶に名を刻んだこの作品。その中で、主人公うずめと、ライバル的なキャラクター・かがみが決着をつけるのがこのエピソード。
カオスな作品にあって、唯一と言って良いほど、シリアスな戦いが繰り広げられる。と言っても、ドールたちの合体技は人間大砲と巨大手裏剣だし、その指揮をするうずめとかがみはドラムロールをしているだけ。客観的に見れば変なのだけど、それすら覆い尽くすシリアスな雰囲気。そして、これがカオスアニメなのか、と思わせるほどに両軍入り乱れた「乱戦」模様のカメラワークが素晴らしい。
物語としては、ここから事件の真相へ、というターニングポイント。作中でも、極めて見所の多いエピソードと言えるだろう。
ガン×ソード 17話「座標Xを狙え」
ロバ。何はともあれロバ。
女性陣が際どい水着を着て……という話。現在では、女性キャラクターの胸などを隠したりするのに謎の光や湯気ではなく、SDキャラとかを使う、なんていう手法も珍しくなくなったが、当時は斬新なアイデアであった。初見の際、それを見て唖然と同時に大笑いしたものである。しかも、ただ隠すだけでなく、そのロバだらけの画面とか、笑いに転化させるなど、使い方も上手かった。
と、今、この作品を振り返ると、まずロバという印象になってしまうのだが、真面目なバトルもあり、痛快な話もアリ、こんなギャグ回もあり、と懐の深い作品であった。
ハイキュー!!(1期) 24話「脱・孤独の王様」
近年のスポーツアニメの中でも飛びぬけて好きな作品の1つが『ハイキュー!!』。
1期、2期とあり、その中で、このエピソードが好き、というものは沢山あるのだが、その中でも印象的なのが、作中で最大のライバルである青葉城西高校との最初の決着がつくこのエピソード。ファイナルセット、デュースに次ぐデュースとなった死闘となった戦いの中、技術はあっても独りよがりになっていた影山が、仲間を信頼するということを覚え、成長するエピソード。
ライバルとの戦いの中で成長する、というのは、スポーツに限らず、少年漫画の王道展開であるが、それがストレートに描かれているこのエピソードは感動した。
しかし、同時に評価したいのは、その決着のつき方。大熱戦。しかし、それが意外なほどにアッサリと終わってしまうスポーツの怖さ。スポーツの熱さ、残酷さ、すべてが詰まったエピソードだと思う。
ギャラリーフェイク 37話「メトロポリタンの一夜」
今回の企画、個人的に第1話と最終話は入れないように思っていたのですが、この作品は色々と思うところがあり最終話を。
ブログを始め、当初は書籍感想オンリーのつもりだったのが、原作を集めていた作品のアニメ化ということもあり見始めた本作。ハッキリ言って、原作が当時でも30巻以上刊行され、基本、1話完結。長くとも3話程度で完結といくらでもストックがある中、なぜか微妙に古い時事ネタエピソードとかをするシリーズ構成の意味不明さが光った本作。
しかし、その最終話は文句なしのベストエピソード。当初、2クールの予定が3クールに延長という話の相応しい話。
物語のヒロイン格であるサラ、小夜子を一切登場させず、派手な印象のあるメトロポリタン美術館を支える地味な仕事をする人々を描く。
「美術のことはわからないが、自分の仕事に誇りを持って打ち込む人々の姿は美しい」
ゲストキャラである富豪の言葉。これは、我々が美術品を目にすることが出来るのは、作者だけでなく、そこにまつわる様々な人がいるからなのだ、というメッセージを感じた。
結城友奈は勇者である 8話「神の祝福」
第1話から、『プリキュア』? とか思うような、ベタな変身ヒロインもののような展開でイマイチ盛り上がらなかった本書。
第5話で一気にパワーアップをして、敵をやっつけて……から、起承転結の「承」「転」に該当する部分へ。
「満開」により敵は倒したものの、何かそれぞれ身体が……。もしかして……と、だんだんと覚えてきた違和感。それがはっきりと確信に替わるのがこのエピソード。明るいエンタメ作品から、だんだんと薄暗くなって、そして一気にどん底へ! ジェットコースターのような展開に、そこまで何となくで見ていた心をがっしりとつかまれた回であった。
1クールの物語としての締めについては、ちょっと肩透かしと感じたところがないわけではないのだが、そこまでのエピソードの流れを掴み、中盤で一気に盛り上げる、という構成の妙を見ることが出来た。
オマケ
輪廻のラグランジェ(1期) 3話「鴨川にランの花咲く」
なんか、入れておかなきゃいけない気がした(阿呆)
ぶっちゃけ、この作品のピークはここだと思う。作品舞台の地元出身者として、引っかかる点もあるにはあるのだけど、ヒロインであるまどかが、目の前に現れ、地元の人々を恐怖に陥れる存在と対峙する。勿論、その中で地元に損害を与えないために極力、損害が出ないように意図して戦う。
ただし、ヒロインのまどかは、ロボットの操縦など初心者で勝手が分からない。それが却って、敵の混乱を招く。
ギャグとシリアスさのバランスが絶妙で、このエピソードまでは素直に楽しいと思えた作品である。その後、ただグダグダになるとは、まだ思いもしなかったのである……
◆ マイベストエピソードのルール
・ 劇場版を除くすべてのアニメ作品の中から選出(配信系・OVA・18禁など)
・ 選ぶ話数は5~10個(最低5個、上限10個)
・ 1作品につき1話だけ
・ 順位はつけない
・ 自身のブログで更新OK(あとでこのブログにコピペさせていただきます)
・ 画像の有無は問わない
・ 締め切りは8月末まで
とりあえず、私の場合は5作品+1、つまり6作品、6エピソードで書いてみました。
結構、他の方はそのエピソードのスタッフや、画像などを載せるなどしていますが、私はそれはやりません。手抜きでごめんなさい。

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ファンタジスタドール 9話「かがみかみかみ? まぎれる気持ち」
カオスなアニメとして、視聴者の記憶に名を刻んだこの作品。その中で、主人公うずめと、ライバル的なキャラクター・かがみが決着をつけるのがこのエピソード。
カオスな作品にあって、唯一と言って良いほど、シリアスな戦いが繰り広げられる。と言っても、ドールたちの合体技は人間大砲と巨大手裏剣だし、その指揮をするうずめとかがみはドラムロールをしているだけ。客観的に見れば変なのだけど、それすら覆い尽くすシリアスな雰囲気。そして、これがカオスアニメなのか、と思わせるほどに両軍入り乱れた「乱戦」模様のカメラワークが素晴らしい。
物語としては、ここから事件の真相へ、というターニングポイント。作中でも、極めて見所の多いエピソードと言えるだろう。
ガン×ソード 17話「座標Xを狙え」
ロバ。何はともあれロバ。
女性陣が際どい水着を着て……という話。現在では、女性キャラクターの胸などを隠したりするのに謎の光や湯気ではなく、SDキャラとかを使う、なんていう手法も珍しくなくなったが、当時は斬新なアイデアであった。初見の際、それを見て唖然と同時に大笑いしたものである。しかも、ただ隠すだけでなく、そのロバだらけの画面とか、笑いに転化させるなど、使い方も上手かった。
と、今、この作品を振り返ると、まずロバという印象になってしまうのだが、真面目なバトルもあり、痛快な話もアリ、こんなギャグ回もあり、と懐の深い作品であった。
ハイキュー!!(1期) 24話「脱・孤独の王様」
近年のスポーツアニメの中でも飛びぬけて好きな作品の1つが『ハイキュー!!』。
1期、2期とあり、その中で、このエピソードが好き、というものは沢山あるのだが、その中でも印象的なのが、作中で最大のライバルである青葉城西高校との最初の決着がつくこのエピソード。ファイナルセット、デュースに次ぐデュースとなった死闘となった戦いの中、技術はあっても独りよがりになっていた影山が、仲間を信頼するということを覚え、成長するエピソード。
ライバルとの戦いの中で成長する、というのは、スポーツに限らず、少年漫画の王道展開であるが、それがストレートに描かれているこのエピソードは感動した。
しかし、同時に評価したいのは、その決着のつき方。大熱戦。しかし、それが意外なほどにアッサリと終わってしまうスポーツの怖さ。スポーツの熱さ、残酷さ、すべてが詰まったエピソードだと思う。
ギャラリーフェイク 37話「メトロポリタンの一夜」
今回の企画、個人的に第1話と最終話は入れないように思っていたのですが、この作品は色々と思うところがあり最終話を。
ブログを始め、当初は書籍感想オンリーのつもりだったのが、原作を集めていた作品のアニメ化ということもあり見始めた本作。ハッキリ言って、原作が当時でも30巻以上刊行され、基本、1話完結。長くとも3話程度で完結といくらでもストックがある中、なぜか微妙に古い時事ネタエピソードとかをするシリーズ構成の意味不明さが光った本作。
しかし、その最終話は文句なしのベストエピソード。当初、2クールの予定が3クールに延長という話の相応しい話。
物語のヒロイン格であるサラ、小夜子を一切登場させず、派手な印象のあるメトロポリタン美術館を支える地味な仕事をする人々を描く。
「美術のことはわからないが、自分の仕事に誇りを持って打ち込む人々の姿は美しい」
ゲストキャラである富豪の言葉。これは、我々が美術品を目にすることが出来るのは、作者だけでなく、そこにまつわる様々な人がいるからなのだ、というメッセージを感じた。
結城友奈は勇者である 8話「神の祝福」
第1話から、『プリキュア』? とか思うような、ベタな変身ヒロインもののような展開でイマイチ盛り上がらなかった本書。
第5話で一気にパワーアップをして、敵をやっつけて……から、起承転結の「承」「転」に該当する部分へ。
「満開」により敵は倒したものの、何かそれぞれ身体が……。もしかして……と、だんだんと覚えてきた違和感。それがはっきりと確信に替わるのがこのエピソード。明るいエンタメ作品から、だんだんと薄暗くなって、そして一気にどん底へ! ジェットコースターのような展開に、そこまで何となくで見ていた心をがっしりとつかまれた回であった。
1クールの物語としての締めについては、ちょっと肩透かしと感じたところがないわけではないのだが、そこまでのエピソードの流れを掴み、中盤で一気に盛り上げる、という構成の妙を見ることが出来た。
オマケ
輪廻のラグランジェ(1期) 3話「鴨川にランの花咲く」
なんか、入れておかなきゃいけない気がした(阿呆)
ぶっちゃけ、この作品のピークはここだと思う。作品舞台の地元出身者として、引っかかる点もあるにはあるのだけど、ヒロインであるまどかが、目の前に現れ、地元の人々を恐怖に陥れる存在と対峙する。勿論、その中で地元に損害を与えないために極力、損害が出ないように意図して戦う。
ただし、ヒロインのまどかは、ロボットの操縦など初心者で勝手が分からない。それが却って、敵の混乱を招く。
ギャグとシリアスさのバランスが絶妙で、このエピソードまでは素直に楽しいと思えた作品である。その後、ただグダグダになるとは、まだ思いもしなかったのである……
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