(書評)砕け散るところを見せてあげる

著者:竹宮ゆゆこ



大学受験を控える高校生・濱田清澄は、遅刻寸前に滑り込んだ全校集会の場で、1人の1年生がイジメにあっていることを発見する。思わず割ってはいる清澄だったが、彼を待っていたのは助けに入ったはずの少女・蔵本玻璃の「ああああああ!」という絶叫だった。その拒絶の意味は? そして……
うーん……
相変わらず、著者は物語の導入編が上手い。本作にしても、冒頭、全校集会に遅刻して入ったところで、イジメを受けてる玻璃を発見する。そして、助けに入るがなぜか絶叫され、逃げ出されてしまう。この時点で、「なんだこいつ?」って感じになって主人公に共感し、一緒に玻璃のことを気にかけようという気分にさせてくれる。なんか、一部では、ラノベ過ぎて、みたいな評価があるみたいだけど、序盤の数ページで、主人公に共感し、一緒に物語を辿っていくような形に持っていく技術って素直に凄いと思う。
そして、そのように引きつけた上で主人公の玻璃の周辺探査が始まる。後輩から「ヒマセン(暇な先輩)」などと言われつつも、イジメから助け、その過程で少しずつ惹かれあっていく二人。しかし、玻璃にはさらなる「UFO」という存在があって……
最初はトラブルというところから、少しずつ惹かれあって……というラブコメ展開。さらにそこから一転して、玻璃の育った家庭を巡る過酷な現実へ……。そして……
この文章は読み終わってすぐ位に書いているのだけど、正直、読み終わってまず出たのは混乱というか、困惑というか。作品の構成とかから、多分、こうだろうな、というのは想像しているんだけど、正しいかどうかの自身は皆無。そして、違っていたら恥ずかしいので解説っぽいことは書かない(笑)
帯では「最後の一文に~」ってあるけど、そこは違うかな? と感じる。話としての主題はいいと思うけど、最後の一文に詰まっている、って言うわけじゃない気がするので。

No.4144

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