(書評)俺を好きなのはお前だけかよ2

著者:駱駝



超地味で、俺に対しては超毒舌なパンジーの本当の姿に惹かれつつ、振り回される俺、如月雨露。そんな中、先日のやりとりで関係がおかしくなったひまわり、サンちゃん、コスモスとの関係を修復することに成功する。しかし、新聞部員であるあすなろが、俺たちの関係を記事にする、と言い出して……
ということで、ある意味、前回のエピソードで破壊された人間関係の修復から。そして、そうやって周囲との関係を修復すると、ひまわり、コスモスと言った美少女と仲良くしている姿って、「二股かけている男」状態だよね。そんな新聞記事を出す、とあすなろに脅されて……
前巻の段階で、ある程度、人間関係、キャラクターの関係性っていうのが確立していたわけだけど、今度はその関係性を逆の方向で動かしてくる、というのは凄いな、とまず素直に思う。見方によっては、前回、あれだけドロドロにぶっ壊した関係がすぐに修復するのはどーなんだ? っていうことも出来るんだろうけど、それをやったらそれだけで1巻が終わるような内容になってしまうので、これは仕方がない。むしろ、コメディタッチにポンポンと修復されていく様はこれはこれで楽しいし。
そして、そんな中で、学校新聞で「最低の男」と紹介されることを回避すべく動く雨露。しかし、まだ予定稿段階だったものが印刷され、雨露の評判は地に……。さらに、文化祭のイベント参加者も集まらないという状況が出来て……
前巻もそうなんだけど、この巻に関しても、主人公が凄く身近に感じる、というのが最大の長所なのだろう。こういうと何だけど、結構、この手の作品の主人公って普段は憎まれ口を叩いていても、いざ、となると……という一種の聖人君子のような人が多いけど、雨露の場合、怒るときは、キレるときはキレる。相手の行動の理由が何であれ……。その辺にスッキリ感を覚えるというのが凄い良い。そりゃあ、許せんわなぁ……
……ところで、このおかんの謎設定は何かの伏線なのだろうか? イラスト2枚使うとは……

No.4146

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