(書評)はたらく魔王さま!16

著者:和ヶ原聡司



「大魔王サタンの遺産」を捜索すべく、エンテ・イスラへと向かった魔王の配下たち。片道40分の移動が難しい魔王は、皆がいなくなった魔王城(六畳一間)で独り身に耐えながら日々を送っていた。そんな中、正社員研修で一緒になった女子からチョコを貰ったことで、女性陣に動揺が走り……
色々な意味でちーちゃん(千穂)無双な今回。魔王は相変わらず蚊帳の外(笑)
バレンタインを向かえ、そのチョコ云々で動揺する女性陣。告白の回答待ち、と言う状況ではあるがチョコをあげたい千穂。しかし、そこであまり気合を入れると、それはそれでプレッシャーになってしまう。それは望むところではない。ならば、皆で……。そんな感じで巻き込まれる鈴乃、恵美。しかし、二人とも、心境としては複雑。
その一方で、エンテ・イスラで発見された遺産の一つ「魔槍」。多くの民族によって作られる自治体の、象徴的存在として現在は扱われており、それを持ち去るのは人間と魔族の再びの対立にも繋がってしまう。平和的に手に入れるには……
今回は、人間関係ではバレンタインと言うイベントを迎えての話。エンテ・イスラでは、槍を手に入れるための政争。その中で、どちらも千穂が活躍するからなぁ……。確かに、千穂は、この作品の中で一番、それぞれの勢力とか、感情とか、そういうものから距離を置く存在であるし、今回の政争に纏わる部分で活躍するための設定もあった。正直、後者についてはすっかり忘れていた(笑) 政争に巻き込んだ張本人であるディン・デム・ウルスじゃないけど、恵美よりもよっぽど腹が据わってる……よな(笑)
一見するとあまり話が進んでいないようで、人間関係は一歩前進。その上で、エンテ・イスラの話も一つ進んだ上に、次回へ向けての予告。
ずっと話が進まない、と書いていたこの作品だけど、前巻、この巻とちょっとテンポが良くなってきたかな?

No.4172

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