(書評)ガーリー・エアフォース7

著者:夏海公司



独断専行の結果、バディを喪い、対ザイのパイロットの座すら失った蛍橋。そんな彼の前に現れたのは、技本室長の知寄蒔絵。ザイを倒すためなら何でもする、という蛍橋を待っていたのは、複座の戦闘機・グリペンと、ピンクの髪の少女で……
読書中に発した言葉。
「うん?」「ほおほお……」「うおっ!?」「そっちか!!」
なんだそりゃ? って感じの言葉を連呼しただけど、多分、シリーズをこれまで追いかけていたら、わかってもらえるんじゃないかな? だって、上に書いた登場人物と過去の巻の人物を見ればわかってもらえると思う。ぶっちゃけ言えば、蛍橋、知寄って、立場的には、これまでの巻の慧、八代通に似ている。でも、名前が違うっていうことは……となるわけだ。
まぁ、ある意味、過去の巻の話からちょっと外れている中でどこかで繋がるんだろうな、と思いつつの読書。その話は、ザイをある意味、徹底的に憎む蛍橋が対ザイ戦の最終兵器といえるグリペンと出会う。当初はふざけているのか! と思いつつも、しかし、少しずつ打ち解けていって……。ある意味、こういう作品のシリーズ1巻みたいな流れが出てくる。すると当然、その結果は……と思うのだけど……
終盤に入ったところで、「実は!」というネタ晴らしでまずビックリ。こういう時系列だったか! と、なって、しかし、そこでさらにもう1回のひっくり返しにビックリ。これまで、どちらかというと、新しいアニマが現れ、その物語が綴られて……という感じだった物語だったのだけど、今回はそのひねり方に何よりもうならされた。
と同時に、これまで何となくだったザイの存在。物語の世界設定。そういうものが一気に明かされる形に。ある意味ではすっきりしたのだけど……ある意味、これで物語は簡潔の方向へ。ただ、普通とは違った形での決断で締められる物語。どう結論付ける?

No.4226

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