(書評)クソゲーオンライン(仮)2 「バグで妊娠したけどなんの問題もないわ!」

著者:つちせ八十八



運営が全員逃げてしまったVRMMO『ソード&マジック・オンライン』。バグだらけだが、思いでもいっぱいあるそのゲームを守るべく、ササラキたちは第2層の実装とバグで結婚してしまったアズラエルとの円満離婚を目指していた。だが、そのための行動が、世界崩壊バグを引きこしてしまって……
第1巻は主人公のササラキが、ゲーム終了をさせないために、という導入編であり、世界設定とか立ち位置の説明にページを費やしていたのだけど、そういう設定がしっかりと説明されたあとだけあって、大分こなれてきた感じ。しかも、話的には一応、繋がってはいるけど、連作短編っぽく感じる。
第1章は、ササラキがアズラエルと円満に離婚するために結婚指輪を物理的に破壊しよう、という話。二人の距離が接近してたまるポイント使うと一撃必殺の攻撃が出来る。それを使おうとするのだけど……
ほとんど、二人の羞恥プレイ(笑) 結婚とか、そういう関係じゃない、といいつつ、見ているこっちが気恥ずかしいやりとりは結構、楽しい。そして、当然のごとくひどいオチ。
そして、第2章は、その結果、世界の多くは水没。プレイヤーは特殊な装備などをしていないと水に入る即死という中、無理やりにイベントに仕立てて……。なんというか、ある意味、このゲーム、すごいと思うのは、ササラキだけじゃなくて、一般プレイヤーも完全にゲームに鳴らされていること。何の予告もなく「イベントです」といわれても受け入れるし、おかしな状況も「このゲームだから」と流してしまう。そんな中、ササラキたちは、ゲームを存続させるため、プレイヤーが楽しみながら死ぬ、という状況を作るのだけど……
これまたひどいオチ! 水をなくす方法をとると……て……
そして、そんなこんなの結果、アズラエルとは離婚できない代わりに……
なんていうかさ……もうお前ら、結婚しちゃえよ!(してるけどさ)

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