(書評)文句の付けようがないラブコメ6 Ending Story

著者:鈴木大輔



あまたの被験者のうち、非人道的実験に成功し、生き延びることができたのは少女Aだけだった。世界を救う英雄たる使命を背負った少女A。周囲にあるのは、無数の書物が並ぶ図書館のみ。時間も空間もない心象世界を生きる少女A。そんな彼女の前に、突如、異物たる少年Bが現れて……
一応、完結編? で、良いのかな? タイトルもちょっと変わっているし。
と書いたところで、これまで以上に感想が書きづれぇ!!!!
これまでの巻でも、基本的に設定とか、そういうものを入れ替えつつも、最終的には同じ結末になる、というある種の終わりの決まった物語。そのため、いつぞやの巻では、テレビアニメ版の『エンドレスエイト』っぽいとかいう感想を書いたりしたこともあった。
それに対して、この巻では基本的に3つのパートで終了。1つが、冒頭に書いたように、少女Aの前に、少年Bが突如として現れ、果てしなく長い時間に変化が現れ……という話。1つが、クルミ、ハルコ、おチヨという「裁定者」の3人が反省会と称して、この世界は一体何なのか? について議論するパート。そして、それらを俯瞰するような形での語り。
こういうと何だけど、ある意味では、何となく、こんなことではないか? と読んでいて想像していた部分もある。なので、斬新な展開か? と言われるとそれは違うような気がする。でも、その設定とか、そういうものがはっきりと示されたことで「こういうことだったのね」と納得できる部分もあったり。
「愛は勝つんだよ。文句あっか?」
最後の一言は非常に強力な一言として出てきている。
ただ、その一方で、結局、神鳴沢セカイが戦ってきたものは? とか、九十九機関とは? とか、そういうのがよくわからないままでスッキリとしない部分もなくはない。
……そもそも、これで完結というのも「なのかな?」くらいだし……さてさて、どうなる?

No.4312


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