(書評)異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる アンタの中が気持ちいいわけじゃないんですけどっ!?

著者:七烏未奏



温泉好きの高校生・草津熱美は、地方の温泉に向かう途中で死んでしまい、異世界の温泉に転生してしまった! 戸惑い彼の前に現れたのはエルの冒険者・レティシア、巨乳の神官・クム、幼き村長・チーチクといった美少女たち。温泉の常連になった彼女たちは、熱美の効能によって様々な能力を得て……
WEB小説などでよくある「異世界転生」モノ。ただ、異世界に転生するだけじゃなくて、蜘蛛だの、自販機だのと言ったあたりへの転生もあるんだけど、この作品は温泉。うん……何にも奇をてらうことなく裸イラストを入れることができる巧妙な設定だなぁ(笑)
一応、物語としては、主人公・熱美はちゃんと人間のような意思を持っている。そして、作中で自ら言っているように、経営シミュレーションゲームのように、多くの人に入ってもらい、その入った人のプロフィールを集めるとどんどん施設がパワーアップする。また、そのときに溜まる「マナ」によって一定時間、人間の姿で顕現することもできる(ただし、裸)。また、ビンのようなものに入れて異動させてもらえれば、温泉から離れてもそこで何が起きているのか、などを察知することができる。でもって、タイトルにあるように、温泉の効能というのも凄くて、入ることによって体力・魔力の即時回復は勿論、その一時的な上昇、さらに呪いなどを解除することもできる。さらに、敵に蒸気などを当てると、敵の能力が一時的にダウンしたりもする。そんな力を使って、温泉そのものの危機、村の危機を救う……という話。
ある意味、この作品もチートもの、なので(結構、都合の良い効能設定があるし)、それぞれの危機が、それほど深刻にならずにクリアできるのだけど、その分、かなり「くっだらね~」ギャグに笑わせてもらった。
主人公は温泉そのもの。そして、中に誰が入っているとかも見放題。そこに女の子が……当然、覗くわけだ。すると、「硬度があがりました」「温度があがりました」「白濁しました」……もう、ね……(笑) また、掃除をしてもらうと快感を得る。この辺りは間違いなく設定の勝利。
さらに、終盤、ドラゴンが復活して、それを……というところでは、温泉の効能設定を完全に生かし切った形。そして、そのオチが……最後の最後で大笑い、というのも見事だった。
まぁ、わざわざ注意しなくとも、とは思うが……イラストが裸だらけなので、電車などで読むときは注意。

No.4321


にほんブログ村



スポンサーサイト

COMMENT 0