(書評)悲衛伝

著者:西尾維新



地球を離れ、遥か宇宙に浮かぶ人工衛星・悲衛で科学と魔法の融合実験を繰り返す、空々空と9人の仲間たち。そんな空の部屋に、自らを「月」と名乗るバニーガールが現れる。彼女は、地球対人類の戦いを停戦に持ち込むため、太陽系と人類の仲立ちを提案するのだが……
シリーズ第8作。スケールが大きいのか、小さいのかよくわからない物語(笑)
物語は、月の化身を名乗るバニーガール・ブルームの提案により、太陽系の星々(の化身)を地球と人類の戦いの停戦を手伝うよう説得する話。最終的には太陽をも説得することが目標。しかし、そのためには、地球を除いた星々から全会一致の賛成が必要となる。しかし、星々にも個性(?)があり思惑はバラバラ。しかも、星の間にも星間関係(?)があり、相手を困らせるために反対をするとか、そういう存在まで存在している。そして、空は悲衛の他の面々にバレないようにそれぞれの説得を成功させねばならない……
いや、こういうと何だけど……太陽系を巻き込んで……というけど、やっているのは話し合いという何とも微妙なところ。しかも、結構、それぞれの説得公称については、話を進めるまでの過程などのパターンが決まっているのでワンパターンと感じるところがないわけでもない。ただ、それでも、太陽との話し合いに至っては、空が星になるとか、想像を絶する形もある。
……と考えると、どうにもこの話、スケールが大きいのか小さいのか、よくわからないなぁ、という感想になってしまうのである。
ただ、この話読み終わってみると……
これだけのページ数を費やしての壮大なる前振り!? っていう感じにもなってくる。全10作予定で、この巻が8巻目。そういう意味ではいよいよ佳境……でいいんだよね? っていうか、太陽系すでに色々とアレな状態になっているんだけど(というか、そもそも星が死ぬと何が起こるんだろう? って気がしてきたのは私だけ?)

No.4323


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