(書評)魔導GPX ウィザード・フォーミュラ

著者:竹井10日



世界中の魔導士を運転手とした高速マシンによるレースの祭典ウィザード・フォーミュラ・グランプリ。それは、ドライバーとナビゲーターが密着し、Hな気分になればなるほどスピードが増すという特性を持ったもの。魔王を討伐したものの、その力を恐れられ、僻地の領主となった元英雄アーティスは、そのドライバーになって……
著者の作品を読むのは、『10歳の保健体育』の2巻以来なので6年半ぶり。そちらは、エロスというよりも、下ネタ、下品という印象だったが、今回はそのままエロ。っつーか、挿絵だけ見ていると、ただのエロ小説(笑)
まぁ、設定が何とも……。魔導士の魔力が、ウィザード・フォーミュラ(WF)の動力となる。そして、その魔力は、体液などから発散されるため、Hな行為などをすればするほど、その魔力が強化され、スピードがアップする。……よくもまぁ、こんな設定を考えるよなぁ。一応、それらしく説明がされているのが何か悔しい。エロシーンについては、流石にアダルトゲームのシナリオライターなどをやっていた、というだけあり、結構、ねちっこく描かれている。
ただ……良くも悪くも、それだけ、という感じがしてしまう……
先に書いたように、エロ行為でスピードがあがるマシンを駆っている、ということでそのシーンに力が入っているのだけど、じゃあ、レースの運転での駆け引きとか、そういうものが描かれているのか、というとあまり印象に残らない。そもそも、運転中にアーティスとナビゲーターのセナリィが向かい合ってキスしてたり、乳を吸ってたり……で、どう運転しているのか、と……(笑) 結局、レースの流れはコースの実況だけという感じでどうにも……
エロでパワーアップっていうのは、例えば、『新妹魔王の契約者』とか、『魔装学園H×H』とかあるけど、この辺は文字通り、戦闘シーンということで何がどうパワーアップしたのかもわかりやすいのだけど、ただスピードアップした、というだけであとは実況任せ、という形の話の作りではさすがにきびしいな、という印象。
っていうか、この手の作品の主人公の生殺し感ってすごいと思うのは私だけ? どう考えても欲求不満にしかならないんじゃあ……

No.4360


にほんブログ村
スポンサーサイト

COMMENT 0