(書評)彼女と俺とみんなの放送2

著者:高峰自由



自分に憧れ、ネット生放送に情熱を注ぐ千遥。相変わらず危なっかしい放送を続ける彼女のフォローに翻弄される俺、播磨巧翔。そんなある日、千遥のもとに、同じように生放送をする生主から、「会ってほしい」という連絡が入る。その連絡をしてきたのは、拓翔が生主だったころ、自分の妹分として自分を慕ってくれていた少女で……
へー……ニコ生やっていると女の子が沢山知り合えるのかー。UstreamでのWEBラジオで知り合ったのは、男しかいないぜー(棒読み)
……それはともかくとして……
1巻は、WEB放送をする側自身の問題。どういう風に話題を探すのか? しかし、個人情報とか、そういうものをどう守るのか? そんな部分が話の中心だったわけだけど、今回は、放送をすることで生まれる相手、リスナー、他の配信者との関係。そういうものをクローズアップした話と言えると思う。これは、別にWEB配信に限らず、ブログでもWEBサイトでもそうなのだけど、訪れる人が増えれば増えるほど、好意的な人だけではなく、批判的な人、悪意を持って貶めようとする人間が現れる。それに対して、どう対応するのか……。これって、生配信だけじゃなくて、自分のようなブログをやっている人間とか、そういうのもにも通じるテーマだろう(というか、90年代からネットをやっている人間としては、その頃からの課題だな、と感じる)
今回の話では、巧翔が生主だったころ、自分を兄のように慕ってくれた存在が登場。千遥と同じく、自分を慕ってくれるのは嬉しい。でも、自分は引退をした身。だから、気にはなるけど、表に出ることはできない。また、自分のことなどどうでもよく、千遥と妹分には仲良くしてほしい。でも、そんなときに……
前作は、ちょっときれいすぎるかな? と思うところがあったのだけど、今度は、WEB配信に纏わる嫌な面とかも出してきて、そういう意味ではよりリアリティを感じる内容になったと思う。まぁ、最後の逆転のところは、ちょっと都合がよすぎるかな? と思うところがないでもないけど。
しかし、この終わり方、ってことは続編も、ってことで良いのかな?

No.4368


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