(書評)俺を好きなのはお前だけかよ4

著者:駱駝



「大賀先輩と三食院先輩を、恋人同士にするお手伝いをしてください!」 俺、ジョーロにそう訴えてきたのは蒲田公英、通称タンポポ。明らかな自己顕示欲と、勘違いでジョーロを使うのだが……その背景にあったのは……
大分、キャラクターが増えて一瞬、「誰だっけ?」と思うところがあったりする。そして、物語としては、初の前後編スタイルへ。
なぜか、パンジーとサンちゃんをくっつけようとするタンポポ。そんなアレコレの中、浮かび上がってきたのは、皆が集う場所である図書室の閉鎖、という問題。このままでは、自分たちの居場所がなくなってしまう。それを阻止するには、図書室の利用者を増やすこと。そのアドバイザーとして、唐菖蒲学園の図書室を立て直したホースこと葉月を呼ぶことに。しかし、彼こそが、パンジーがその姿を隠すようになった元凶であって……
やっぱり、ひねくれているよな……この作品の登場人物たち。
唐菖蒲学園からのアドバイザー、ホースはかつて、周囲からの相談などを受けて、良い人としてふるまっていたころのジョーロそっくり。ただし、彼の場合は、おそらく繕っているのではなくて、本当に心の底からいい奴。でも、その真っすぐさこそが、パンジーにとっては……
なんか、この話を読んでいると、小学校とか、そういうところでの「良い子」像を押し付けてくる押しつけがましさとか、そういうのを思い出す。友達と仲良くしましょう。休み時間は、皆でおしゃべりとかをして、とか、そういう奴。いや、俺は一人でまったりしていたいんだよ! とか、そういう人がいることを考えず、全て善意で仲間に加えようとする。……ものすっげぇ、ウザっ!!
そして、そんなホースからパンジーを守ろうとして……とストレートにいかないからさらに厄介。そもそもが、ジョーロはパンジーに言い寄られるのを嫌だ、と言っていた部分があるわけだし。その中で、それぞれが本音を隠して、物事を進めるから本当に面倒くさい。そして、ジョーロがホースに勝負を宣言するところで物語が終了。次に期待しよう!
っていうか、ホースの本性が何かある、ということに期待!

No.4404


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