(書評)俺を好きなのはお前だけかよ5

著者:駱駝



最強の敵・ホースを相手に勝負を挑んだジョーロ。髪留めを多く集めた方が勝ち、という勝負において、コスモス、ひまわりからの髪留めは確実と思われたのだが、二人はいきなりホースに髪留めを渡してしまい……
てなわけで4巻に引き続いての話。
物語は、サンちゃんがやっている試合の裏で、球場中で駆け巡って、ホース信奉者たちを説得し、髪留めを手に入れようとする。
まぁ、相変わらず、主人公の作戦がセコい(笑) 元々は、いつ、髪留めを渡しても構わない、ということだったのだけど、いきなりコスモス、ひまわりが裏切ったことでルール変更。ジョーロ、ホースがそろっている場所で、ということにする。となれば、ジョーロとすれば、ホースに出会わないようにする、というのがまず大きな作戦に。ハイド&シークで球場中を駆け巡り、ホースの信奉者であるチェリー、つきみらに接触。
前回のエピソードで、ホースが良い言い方をすれば純粋で、それ故に鈍感、というのがあったのだけど、今回、信奉者たるチェリー、つきみなんて面々と接触し、同じようなことを言っている彼女らを見てより、「気持ち悪さ」を感じる話だったなぁ、と思う。そして、接触を重ねる中で、その善意で覆っていた本音を引き出し、今度はホースそのものも汚していく(笑) 終盤、すっかり負の面を自覚したホース、色々と黒かったし。というか、それで逆転するのかな? と思っていたら……明文化されていなければやって構わない。やっぱセコい(笑) ホースが黒くなって、周囲が幻滅するわけじゃないのもちょっと意外だったかも。
ただ……それ以上に、各章にサンちゃんの独白パートがあるんだけど、そこで語られる彼の過去、心情が印象的。
快活で、明るいキャラクターとして周囲に見られる彼だけど、本来は異なる。しかし、真面目な性格がおべんちゃとして取られて……という過去。そして……。分量としては、それほど多くないのだけど、これはこれでかなり面白い物語になっているような気がするのは自分だけではないはず。

No.4459

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