著者:五條瑛
新宿の安宿で同居するエナとヤスフミ。キャッチガールをするエナは、仕事の手伝いの最中、すみれという少年と出会う。一方、ヤスフミは出入りしている暴力団から「鳩」と言う男を捜すよう命じられていた…。
「R/EVOLUTION」、「革命」シリーズ第3弾。
うーん…今回は、ややインターミッション的な話かな。物語の作り方としても、これまでの2作とは違うわけだし。
同居生活を続けるエナとヤスフミ。ただただ刹那的な日々を送る二人。そして、そんな中で互いに想いながらも、少しずつそれぞれにすれ違っていく…。
とにかく、こういっては何だけど、主人公2人が何とも魅力がない(笑) いや、ある意味ではヤスフミにしろ、エナにしろ、『
断鎖』の主人公・亮司や『
紫嵐』の主人公・鳩と似たような部分はある。ただ、亮司ほどの用心深さのようなものがなければ、また、鳩のような覚悟もない。ただ、中途半端に流されながらの日々。そして、どんどんと罠へと嵌っていく。読者にとっては、これまでのシリーズで出てきた大川だとか、一筋縄ではいかない相手とわかっているだけに、余計にそれがもどかしい。
これまでの2作に関しては、サーシャ、すみれの元へと集っていく…というような部分が強く感じられたのだけど、今作に関して言うと、エナ、ヤスフミの2人の状態や、作中でのサーシャの言葉などで、なぜ彼らが「革命」を狙うのか、というような面が強く描かれていたように思う。そういう意味でも、やっぱりこれまでの作品と違うな、というのを感じるわけであるが。
この結末も、サーシャの一つの計算通りだった、というところに末恐ろしさを感じざるを得ない。そして、この作品単独だと、ちょっとイライラを感じた。
通算1245冊目

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テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 小説・文学
>主人公2人が何とも魅力がない(笑)
そうなのよ〜(笑)
ちょっと中だるみ感がありましたね〜。
さぁ,次は『恋刃』よっ☆\(^o^)/
そらさんへ
ええ、丁度、予定通りに進んでいます。
中だるみ、と言う風に言えば、いえる内容ですよね。ちょっと主人公たちに魅力が感じられず…。ただ、それも一つの狙いなのかな? なんてことも思うんですけどね。
次の『恋刃』も楽しみです。
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