(書評)ぼくの日常が変態に侵蝕されてパンデミック!?

著者:相上おかき



夏休みの夜の学校のプール。何かが起きそうなシチュエーションでぼくは美少女の幽霊に出会った。能力の覚醒? 大興奮の日常? そこで、彼女がしていたのは……水中放尿だった。彼女に取り憑かれてしまったしまったぼくは、自称天才のロリ生徒会長や、巨乳ナイフマニアの幼馴染に囲まれた日常が始まって……
第29回ファンタジア大賞審査員特別賞受賞作。
しょーもねぇー!!!(誉め言葉)
なぜか追いかけている『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』(花間燈著)辺りと同じく、物語の登場人物が主人公以外、全員変態、という作品。ヒロインの由宇は、水中で放尿する、というのが日課の変態だし、生徒会長の四谷愛は、普通にパンツとか見せることも躊躇しない人だし、ナイフマニアの比良坂さんも他にも性癖もってそうだし……。他の面々も……。結構、しょーもないギャグ、結構、滑っているおやじギャグとかもあるんだけど、こういう肩肘張らずに読める作品って、私は結構好き。冒頭、由宇の放尿シーンの喘ぎ声、何か、結構、エロいし。
ただ、この作品の場合、ラブコメ方面に行くのではなくて、由宇の死因……というか、彼女をひき逃げした犯人は誰なのか? という方向で進んでいく。ただし、由宇はそんなことよりも、犯人より水中放尿が大事なんだけど。
なんていうか、この作品、物語の基本線がしっかりと出来ているからこそ、そのしょーもないギャグが入れやすかったのかな? と感じる。目撃者探しとか、そういうことをして、しかし、その目撃者の特質などからのミスリードとか、意外と謎解きとかもしっかりしているのがびっくり。……まぁ、その犯人の側も結局は変態で、色々とツッコミどころの多い真相ではあるんだけどね。ただ、東川篤哉氏の作品とかをもっと下品に、ギャグにやったような感じでこういう作風もアリじゃないかと思わせるのが何か悔しい。ただ、オチの部分は明らかにこうだろうな、というのがわかりやすかった。
しかし、水中放尿か……最近、してないなぁ……(ぇ

No.4520

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