(書評)クラスのギャルとゲーム実況 part.2

著者:琴平稜



紆余曲折を経てゲーム実況集団「ぶーけ」を結成した俺たち。今日も今日とて、我が家でゲーム実況三昧。『オレの夏休み』でひたすら昆虫採集を続ける花だったり、『ウィキッド・ソウル』で死ぬごとに俺の手を舐めようとするカズキだったり、生放送中に暴走して家凸を許してしまうゆえだったり……
前巻もそうなのだけど、この巻も、皆が和気あいあいとゲームしている状況が楽しい(楽しそう)
前巻と違って、この巻では、どうやって視聴者の気を引くか、とか、そういうの部分は薄れて、本当にゲームをしている状況。『オレの夏休み』(『ぼくの夏休み』)とかの、ひたすらに昆虫採集をする。他にできることはあるのに、それは一切せず。それに対する俺(宗彦)のツッコミはわかるけど、まぁ、こういう楽しみ方もあるよね。ただ……それって、ゲーム実況動画として楽しいのだろうか? とは思う。
一方の、家凸については……これは来たのがポンコツな人だったからいいけど……結構、アレな状況だよね。自分もWEBラジオに出ているけど、流石に自分で住所とかは言えないし……(ただ、大体の生活圏はうちも873も言ってはいるが……) まぁ、深刻な方向へ持っていかないようにするのがこの手の作品の心地よさ、だとは思うが。
そんな感じで、和気あいあいとゲームをやっている様子が描かれている中、しばしば挟まれるのが、クラスで花と共にギャルグループを作っている間宮さんの描写。ゲーム好き、という宗彦を白眼視し、花と仲良くするな、と迫る。そんな間宮さんのゲーム嫌いの根本にあるのは……
物語の背骨的な部分がここなのだけど、正直、この話の流れについては、例えば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ著)の第1巻とか、そういうところで散々描かれた話の流れだけに、ちょっと既視感があったかな? いわゆる据え置き型のゲームじゃなくて、スマホとかを使っている人が多いだけに、そこまでネガティヴに振れるかなぁ? という感じはするんだけど。まぁ、その中での宗彦の最初の対応は最悪だよね。ちゃんと、それを覆しているわけだけど。
ここで一区切り、ってことらしいのだけど、そんなに長く続けられるようなタイプとも思わないだけに、このくらいでいいのかな? と思う。これで恋愛方面とかに行って、ハーレム方向とかに行っても、作風が変わっちゃうと思うしね。

No.4552

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

当記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
「新・たこの感想文」以外で全文を転載したブログ等がありましたら、それは著作権を侵害した違法なものとなります。


スポンサーサイト

COMMENT 0