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(書評)戦乙女の聖蜜

著者:草薙アキ



帰宅途中、何者かに襲われた烙那は、目が覚めるとセクシーな女性に介抱されていた。思わずプロポーズしてしまった彼に、女性が告げたのは、自分はオーディンである、ということ。そして、烙那は、神々の戦いに終わりを告げる「終末の王」である、ということ。そして、その力はまだ未完成で、暴走してしまう可能性があること。その暴走を防ぐには、オーディンに従う戦乙女の乳を吸い、聖蜜を摂取することで……?
なんか、『新妹魔王の契約者』(上栖綴人著)とかに似た印象かな?
一応、物語としては、主人公は終末の王、という絶対的な力を秘めた存在。そして、その存在を巡って刺客も現れ、戦いをする。そんな中で、力の暴走を防ぐためには……というエロ設定が盛り込まれる物語。基本的には、能力バトルとエロという作品。
力の暴走を防ぐためには、エロを、っていうのはお約束で、その相手に選ばれたのがフレイヤ。しかし、フレイヤはそういうエロ行為が嫌でたまらない。一方で、主人公の烙那は、終末の力と共に、ラッキースケベの特殊能力が出てしまい、色々とトラブルの原因に。こういう作品で、いわゆるラッキースケベっていうのは珍しくもない話だけど、それを「能力」として設定することで不自然じゃない(?)状態にするという発想が直球過ぎてすごい(笑)
そして、何よりもオーディンがノリノリというのが印象的。何かよくわからないけど、復活させた烙那を現世に戻し、そこに教師として赴任。さらに、フレイヤも転校生として編入させる。もう、エロシチュエーション作る気満々という(笑)
ストーリー的にはエロが主で、バトルとかは薄目。そういう意味でも、ド直球な方向でエロを主に置いた作品といえるんじゃないかと思う。
色々と疲れていたので、こういうストレートで気楽に読める作品っていうのも良かったな、という感じ。ただ、毎度、この手の作品を読むたびに思うのだけど、寸止めを連発される主人公って逆にストレスが溜まりそう(笑)

No.4582

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