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(書評)終末の魔女ですけどお兄ちゃんに二度も恋するのはおかしいですか?

著者:妹尾尻尾



「大きくなったら、私をお嫁さんにしてね」 かつて人類最強の歩兵として従軍していた高校生・昴。ある日、四女である紅葉が、魔力が枯渇し「欲情」した状態で昴の元へ降ってくる。魔力の供給は、供給源の昴との肌と肌とでの肉体接触。記憶を失った紅葉を守るため、かつての約束を果たすため、昴は人類の敵に立ち向かう……
なんか、最近、魔力供給だの、パワーアップだののために、エロ行為をしている作品ばかり読んでいる気がする……。何か溜まっているのかな、自分……
まぁ、この作品の場合も、そのようなシーンは結構あって、しかも、寸止めどころか、というレベルでのところまで行っているのだけど、この作品の場合、そこが主で冒険とかが従ではない、というのが一つのポイントになるのかな? と思う。
物語自体は結構、シリアスな物語。
人類を脅かす「界獣」。それに対抗することが出来る魔女。しかし、彼女らは、人類ではなく、あくまでも「兵器」という扱い。昴は、7人の魔女を妹として彼女らに魔力を供給し、同時に戦う存在だった。しかし、魔女を兵器として扱う状況に嫌気がさし、そこから足を洗った。しかし、昴が去った後、紅葉は人体実験され、記憶を失い、宝石を埋め込まれた存在に。そして、魔女組織から逃亡。そして、紅葉を追うのは、彼女の姉たち。しかも、姉たちも妹を人質にされている、という状態で……
エロシーンはあるのだけど、魔女の置かれた過酷な状況。あまりにも人でなしな、指揮官・藤原の存在。そして、記憶を失ったとしても、妹として紅葉のことを思う昴と、昴を信頼し、心を許していく紅葉の心境というのがすごくストレートに描かれており、エロのための設定とか、そういうのを抜きにしてバトルモノとして面白かった。
話としては、『ディヴィジョン・マニューバ』の前日譚的な意味があるらしいのだけど、そちらを読んでいないので、その点は何ともいえないのがもったいなかったかも。

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