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(書評)童貞を殺す異世界

著者:須崎正太郎



金なし、職なし、彼女なし。そんな三重苦の僕、一条正樹は突如、異世界へと転移してしまった。その世界は、なんと男が滅び、伝説上の生き物として崇められている世界。タックルひとつでミノタウロスを吹っ飛ばし、自分の身体に触れただけで女の子はパワーアップ。男というだけで、何でもできてしまう世界で……
男というだけで何でもできる世界……すげー……(笑)
「チートもの」とか、そういうのが一つのジャンルとなっている作品というのは数あるわけだけど、ある意味、ここまで開き直られると逆に清々しいっていうのがよくわかった。
だって、男というだけで規格外の力があって、強力な魔物だって一撃で倒せる。……くらいなら、まだわからないでもない。でも、この作品の場合、それどころじゃないから困る。だって、「指に毛が生えている!」で、その毛を剃って手にしたらいきなりパワーアップ。男が飲んだ水や、風呂の残り湯につかったりすれば、それだけで完全回復。……何それ、怖い。
別の意味で、ある意味、完全なる理不尽な世界。その中で、男がほろんだがゆえに、男を知らない、また、所謂、異性を意識しない女性陣に翻弄され、ツッコミを入れていく形で物語が進行。エロコメチートな物語、と、著者はあとがきで書いているのだけど、エロさ、というよりも女性陣の「男」に対するヘンテコな憧れと、それが実際にその通りになってしまう、というツッコミどころ満点な世界観に笑わせてもらった、という方が私の感想としては大きい。本当、どーしてこーなった(笑)
それでも、男がほろぶこととなった理由であるモンスターのボスが復活して……でピンチに陥るなど、チートと言っても、ちゃんと盛り上げるべき場所は盛り上げているのはうまいと思う。……結局、アッサリと倒しているけど、それでも、それがあるのとないのじゃ、全然違うし。
結構、一発ネタ的なところはあるけど、それを踏まえて作られている作品じゃないだろうか。
……と書いてみて気づいた。
ヒロイン勢について名前すら出してねぇや、ってことに(阿呆)

No.4711

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