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(書評)四畳半神話大系

著者:森見登美彦

四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)
(2008/03/25)
森見 登美彦

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私は大学の3回生。これまでの生活を振り返っても、バラ色のキャンパスライフとは程遠い。悪友の小津に振り回され、樋口師匠に理不尽な要求をされるばかり。そんなになってしまったのは、1回生の春、時計台の下で貰ったビラの選択を誤ったからにちがいない…。
あたたたた…(笑)
一応、形としては連作中編と言うようなことになるのかな。1回生のときに貰ったサークル勧誘のビラ。その中で気になった4枚。もし、そのとき、別のビラのサークルに入っていれば…と言う4つのパターンの物語。映画サークル、弟子求ム、ソフトボールサークルに、秘密組織、それぞれの結末。
基本的な物語のパターンは同じだし、部分部分では全く同じ文章もある。それぞれで、少しずつ違ってはいるんだけれども、小津に振り回されるのは一緒だし、謎の樋口師匠に巻き込まれてみたりするのも一緒。そして、それぞれがやっぱり「他のにしておけば…」と言う思考へ…。
最初の1編で、デビュー作である『太陽の塔』に近いイメージは抱いたのだけれども、2編目からは、それぞれの選択の結果と、でも根本的にはあまり変わっていない現実のギャップが活きてきてより、「あたたた…」と言う感じで笑いながら読むことが出来た。また、ワンパターンながらも、それぞれを描き分ける、というのが大変だったろうな、なんていうことも思う。
面白かった!! …んだけど、何かズキっと来るのは何ゆえ?(苦笑)

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COMMENT 3

the salaryman  2008, 05. 24 [Sat] 10:35

おはようございます。TBありがとうございました。
いろんな意見がある中、僕はそこそこに笑えました。
この発想と構成、よく考えたものだと思います。

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たこやき  2008, 05. 24 [Sat] 20:37

the salarymanさんへ

こんばんは。コメント、ありがとうございます。
私も、この作品、結構好きです。まぁ、かなり独特のノリがあるので、好き嫌いが分かれそうだ、というのも理解できますけどね。
発想、構成もそうですけど、それをちゃんと物語として成立させるのは大変だっただろう、と思います。

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-  2008, 05. 25 [Sun] 00:16

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