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(書評)こいつらの正体が女だと俺だけが知っている

著者:猫又ぬこ



俺にとっての「憧れの男」であった真琴と忍。7年ぶりに再会し、学生寮の同室となった俺が知ったのは、二人が実は女だった、ということ。しかも、真琴、忍ともに、相手が女であることを知らなかった。その上、自分の正体が女だとバレると困るから、とサポートを頼んできて……
良いなぁ、この全体を通してナチュラルに狂っている感じ。
最初に設定を紹介しておくと、主人公の竜之介、真琴、忍の関係は冒頭に書いた通り。幼いころに出会い、真琴と忍の「男らしさ」に惚れ、彼らのようになりたい、と誓った竜之介。しかし……。真琴、忍の両者は、二人とも代々、白椿家のボディガードを務める家系に生まれたライバル同士。そして、ボディガードを務めるには、屈強な男である、ということが必須。しかし、二人とも実は女で、相手が男だと思っているから正体バレをしたくない。しかも、通うことになった学園は、男子に門戸を開いたばかりの超名門女子高で、たった3人の男子生徒……ということになっている、というもの。
この設定自体でかなりツッコミどころ多いでしょ? 何しろ、同級生の女生徒たちは、男というものを全く知らないため、興味津々。そして、真琴と忍の二人は、「男らしさ」について勘違いが多い上に、しかも、勢いで色々と言って引っ込みがつかなくなる、というタイプ。おかげで、エロ本を皆で見る、とか、学園の生徒が持っていたBL本に触発されたり……とか、最早トンデモない方向に。
さらに言うと、男装している、っていうけど、水泳の授業どうするの? とか思っていたら……すっげぇ力業。っていうか、おんぶして胸をごまかす、って水泳の授業できてなくね? とか思いつつも、絶対、そのシチュエーション狙っていたな、と感じる描写があったりで大笑い。挙句に、女の姿の真琴、忍が互いに出会って、名前も知ったのに気づかないとか、天然ボケ過ぎる展開とか、予想の斜め上を行く展開の連続で笑わせてもらった。細かい設定がどうとか、じゃなくて、このおかしな状況を笑いながら読めば良いんだと思う。
まぁ、そんな状況だけど、二人とも、竜之介を持っていて、(相手が女と知らないのに)互いに嫉妬を覚える……みたいな形になっていって……という感じなので、今後、ラブコメ方向での展開も期待できそう。2巻にも期待。

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