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(書評)スカートのなかのひみつ。

著者:宮入裕昂



「面白いものが面白いものを呼ぶんだ。考え方一つで世界が変わる」 クラスメイトである八坂幸喜真。彼は、その名の通り、好奇心に足が生えたような存在。なんだかわからないが、そんな八坂らしさが引き起こす奇跡を僕たちはまだ知らなかった……
第24回電撃小説大賞・最終選考作品からの拾い上げ。
なんか、よくわからんけど、引き込まれた(笑)
物語は、完璧な女装をし、街を歩くのが趣味である天野翔と、丸井宴花という少女から「ドロボウ」に誘われる広瀬怜という二人の話を繰り返す形で綴られていく。
五月の連休に女装していたところ、八坂に見つかってしまった天野。天野の姿を面白い、と感じた八坂は、コミュ障のメリーを誘い「世界一の女装アイドル」を、と提案する。一方、広瀬は、ドロボウに誘われる。その目標は、時価8000万円のタイヤ……?
そんなところが、何をしているのかよくわからないのだけど、妙な勢いとキャラクターの掛け合い、何よりも参加している面々の「楽しんでいる」様子からどんどん読み進めることが出来た。そして、その中に出てくるシャーリーという謎の人物やら、二組の物語の意味するものは? というのが収束していって……
作品の構成上、ネタバレ防止のため、あまり細かいところまで書くことがしづらいのだけど、先に書いたような部分が光っていて、読んでいて、楽しい。そして、何よりも「青春って良いなぁ」っていうのを感じることが出来た作品。

No.4829

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