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(書評)公園で高校生達が遊ぶだけ

著者:園生凪



普段は、粗筋からこういう物語です、という感じで入るのだけど、今回はいきなり感想から入らせてもらう。というのは、これ、ストーリー性とか、そういうものはあまりなくて、タイトルの通り、公園で高校生である主人公たちが遊んでいる(駄弁っている)だけ。でも、それなのに面白い。
本当、遊んでいるだけ……というか、駄弁っているだけ。元々は、主人公である「俺」が夜中に家を抜け出して公園に行ったら、幼馴染の少女・瀬川エリカがいて話をした。そして、そこに、ガンちゃんこと、岩崎も加わって……から。基本的には、会話劇になるのだけど、何か引き込まれていく。
何が良いのか、というと、キャラクターのそれぞれの立ち位置なのだろう。主人公の俺と、幼馴染のエリカ。そんなエリカに降られた過去のある岩崎。さらに登場するそれぞれのキャラクター。それぞれが、しっかりと地に足の着いた、過去とか、関係性とか、そういうものがあるからこそのやりとりになるんだろうと思う。勿論、その中で見え隠れしている、恋人とか、そういうわけではないのだけど、でも、まんざらでもない、というエリカと主人公の関係も含めて。
そんな会話劇主体の短いエピソードが15本ほど、ということもあり、結構、しょーもないオチの話とかもあるんだけど、ある意味での、日常の枠内での馬鹿話的な感じで一緒に笑っている気分になる。そんな感じがする。
これ、多分、ここが凄いとか、そういう技術的な話とか、構成とかの話をしても魅力は伝わりづらいものだと思う。勿論、読む人によって入り込めるかどうか、っていうのも大分違うのではないかと思う。それだけに……
とりあえず、読んでみ、としか言えない。

No.4876

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