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(書評)ゴスロリ卓球

著者:蒼山サグ



幼馴染であり、卓球部のエースでもある斎木羽麗が失踪した。ようやく発見した彼女は、父の抱える8000万円もの借金を返済するため、金持ちたちの道楽である「闇卓球」の選手として戦うのだという。「闇卓球」、それは、ゴスロリ服を纏った少女たちによる卓上のマネーゲーム。そんな常軌を逸したギャンブルの世界から、羽麗を救うため、坂井修もまた、彼女と共に戦うことを決意して……
うーん……なんか、設定の解説を読んだだけ、という気がしてしまったのは気のせい?
ゴスロリ卓球、というタイトルの通り、卓球選手がゴスロリ服を着て卓球で勝負をする。そして、1ポイントごとに100万円の金額が勝者にはいる、というゲーム。当然、そこでは、金持ちたちが莫大な金を賭けている。さらに、特殊ルールもある。
それ自体は良いのだけど、最初に、ルールブックを良く読まずにその世界に入るため、勝ったのに借金が増えてしまった、とか、そういうのが後付け的に説明されていくため、どうも……。いや、単純にルールをそのまま記載したところで面白くない、ということは間違いないので、扱いが難しいのは確かなのだけど。
それと、正直なところ、「ゴスロリ」があまりプレーに寄与していないな、というのもちょっと勿体ない。
普段のユニフォームと違って、ひらひらのレースがついていたり、シューズも違う、っていうのでその辺りの戸惑いとか、逆にそれを活かしたプレーとか、そういうのもありそうだと思うんだけど、なんか、見た目に反して意外と動きやすい、とか、そういうコメントで済まされてしまっているし。アニメとか、漫画とかなら、それでも見た目で、ってのがあるんだろうけど、小説だとあまり「ゴスロリ感」が感じられなかった。
文字通り、卓球以外は何もできない羽麗と修のやりとり、とか、そういうところは良いんだけど、何か全体を通すと物足りないな、という印象が強く残った。

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