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(書評)おまえ本当に俺のカノジョなの?

著者:落合祐輔



計算打算を駆使して高校デビューに成功した優哉。誰もがうらやむ美少女たちとも仲良く過ごし、順風満帆な日々。ところが、そんなところへ、幼馴染で、俺の「カノジョ」を名乗る望海が現れ、崩壊の危機に。ところが、なぜか周囲の面々が、俺争奪戦を開始し始めて……
定番の修羅場ラブコメ、とでも言うのかな?
天真爛漫な陸上部員の遥香。冷静沈着……に見せて、優哉をからかったりしている生徒会長の薫。献身的なバスケ部の後輩マネージャー・未央。そんな面々に囲まれ、明るい日々を過ごす中に、かつての優哉を知っていて、カノジョを自称する望海が現れ、3人、いや、4人のアプローチ合戦が始まって……
この手の作品では、所謂、「鈍感主人公」っていうのはよくあるんだけど、この作品の特徴は、鈍感なのではなくて、あくまでも打算の上にそれが成り立っている、というところだろう。つまり、優哉の目的は、仲良くはしていても、誰かと恋人という関係になりたいわけではない。そんな状態で、過去を知っていて、自分の行動が打算だらけだ、という望海の存在が脅威になっており、それに触発されて、周囲の面々がアプローチしてくるのも問題。現在の関係性が崩れてしまうから。だからこそ、そういうアプローチに気づかなかったふりをするのだけど、どんどん迫ってくる面々というのはなかなか楽しかった。
ただ、この作品は、続巻前提だから、ということなのだろうけど、優哉がそこまで打算によって、現在の状況を維持しよう、という部分がよくわからないのがちょっと置いてけぼり間を感じる部分にもなっているかな? とも思う。作中の端々から、例えば、優哉が漫画とかが好きな、いわゆる「オタク」だということはわかる。まぁ、学校の中であまり立場が良くないかもしれないけど、それだけが原因で、ってことはないだろうし……
ラストシーンで、優哉がいることを知って……っていうキャラが出てきて、その辺りは続編で、ってことなのかな?

No.4892

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