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(書評)滅び時だと彼女は告げた #異能犯罪捜査<零局>

著者:久我悠真



「君はもう滅び時だね」 他者の心を操る「心壊者」を取り締まる超法規的組織「零課」。その捜査官である蒼井諒助は、オオカミ耳のフードをかぶり、犯罪者を滅ぼすのが生きがいだという少女にしてリーダーの世々結嘉らと共に事件に挑む……
うーん……正直なところ……
これで終わり? っていうのをどうしても思う。
冒頭に書いたように、物語は人の心を操ることが出来る「心壊者」という存在がおり、彼らによって引き起こされた事件を捜査し、その中で、その事件の裏側に黒幕がいることに気づく。そして、その黒幕の正体は、諒助の幼馴染で、結嘉の姉である夜耶であることも……
連作短編形式で綴られる物語。冒頭、通り魔事件が発生したところから始まり、その過去が描かれ、だんだんと夜耶との対決へ……。推理モノ、のように思えるけど、どちらかというと状況証拠から……という部分はある。もっとも、そこから「落として」ということを考えれば、これでも良いのだろう。話として「心壊者」が誰かの心を操るには、発生条件がある。その条件とはいったい何なのか? そして、その条件から、誰がその「心壊者」なのか、というのを探っていく辺りの流れは好きだし、これはこれで推理モノとして成り立っていると思う。そして、諒助、結嘉、夜耶の過去の因縁などが描かれて、さぁ……
で、終わられてしまっても……
まぁ、単巻という前提で読んでいた、っていうこともあるんだけど、なんか、決着がつかないままで、モヤモヤした感じになった。

No.4912

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