FC2ブログ

(書評)霊感少女は箱の中3

著者:甲田学人



「被服準備室には、呪われた人形が置いてあるらしい」 真央の持つ棺に興味を持つ銀鈴学園3年総代・荻童獅朗から、ロザリオ・サークルへと依頼が入る。それは、同じ学園に通う3年生・小木奏の妹・調が、その呪いの人形に取り憑かれている、というもの。準備室へ向かう真央や瞳佳たちだったが、確かに、それはそこにあって……
上下巻構成の上巻に当たるエピソード……らしい。
話のメインとなるのは、奏の妹・調についての調査。呪いの人形を見た、という直後から不可思議な出来事が頻発するようになった不可思議な出来事。いきなり発生するポルターガイスト現象。そもそも、その人形……というか、ドールハウスを作ったのは誰なのか? そして、なぜそのような現象が起こるのか?
その部分については、比較的シンプルな話で、これまでのエピソードと比べて良くも悪くも「わかりやすい」。
そして、そのエピソードの中に絡んでくるのが、獅朗という存在。3年総代という存在であり、地元の名家の出身。そして、奏、調という姉妹は、その分家筋にあたる。しかも、分家は主家の言うことに逆らえない。そして、その獅朗は文字通りの性格破綻者というか何というか……。奏をある意味、奴隷のように扱う状態。
元々のきっかけの部分には、地味な姉と、しっかりした妹。でも、妹は、姉のことを思っていて……というのがあるのだけど、だからこそよりはっきりとする姉妹の出来とでも言うようなものがあり、皮肉な形で現れているようだ、というのが垣間見えるのが著者の嫌なところ(誉め言葉として) そして……
というところで終わるわけだけど、獅朗の存在がより悲劇へとつながりそうな予感で、次巻が楽しみ……

No.4927

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
「新・たこの感想文」以外で全文を転載したブログ等がありましたら、それは著作権を侵害した違法なものとなります。

スポンサーサイト

COMMENT 0