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(書評)異世界Cマート繁盛記7

著者:新木伸



今日もCマートは賑々しく営業中。子どもたちの間で「ドッジボール」が流行ったり、エナが「いじわる」をねだったり……???
相変わらずの雰囲気ゆえに安心して読める第7巻。
まず、印象に残ったのは『ドッジボール無双』。仕入れてはみたものの売れ行きのよくないクッションをエルフの尻に向かって投げてみた。そこから、クッションを投げ合うことを「ドッジボール」と言ってみたらウケた、っていうだけの話。ただ、これ、作中でも言われるように、どっちかというと枕投げみたいなもの……なのだけど、なぜか「尻」を狙うもの、として定着したとか、変な形での定着に。これは明らかに言いすぎなのだけど、日本でしか流通していないのに、「西洋の食事」的なニュアンスで語られる「洋食」とか、そういうものに通じるものがあるのかな? と思ったり思わなかったり。
『いじわる』は、純粋にエナが可愛い話。エルフに対しては、意地悪をする一方、エナに対しては優しい主人公。……が、なぜか、エナはエルフが特別扱いとして嫉妬し、自分にも「いじわる」しろ、と……。この要求自体が可愛いし、それに対して、戸惑いながらも……という主人公と、結局、褒められる方が良いと戻ったエナ。うん、変な性癖に目覚めなくて良かった。でも、そんなエナ、可愛い。
意外な展開を見せたのは『精霊さん』。よくよく考えてみると当初と比べて、扱う商品も増えているのに、「これを削ろう」とか、そういうものがないCマート。どう考えても後付けなのだけど(笑)、精霊さんのおかげだったとは!!(笑) 便利だな、この世界(笑)
そんな中、終盤の話を彩るのはエルフ。普段、駄エルフとか、散々な扱いをしている彼女が家出。そんなとき、エルフを探しに来た者たちがいて、実は……。エルフ自身の出自にも驚いたのだけど、いざ、別れ? となったときに感じる寂寥感。そして、主人公の行動……
結末は、この作品らしいものではあるんだけど、ハーレム状態とか、そういうの関係なしに、やっぱり、この面々でわいわいやって、というのがこの作品だよね、という安心感のある結末でよかった。

No.4952

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