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(書評)はたらく魔王さま!19

著者:和ヶ原聡司



マグロナルドのバイトをやめ、受験勉強に専念することした千穂。そんなところにかかってきたのは、鈴乃からの電話。そこで告げられたのは、教会のトップたる大神官に出世してしまった、ということ。このままでは、魔王軍を率いる芦屋と激突になってしまう。意気消沈する鈴乃を慰める千穂と恵美だったが……
ちーちゃん大活躍の巻! というか、魔王が全く活躍できない巻、というか……
天界への進出を前に思わぬ形で訪れた計算違い。それは、鈴乃が出世してしまった、というもの。それは魔王たちにとって一番厄介なこと。なぜならば、それは、人間側の代表として、魔王軍との対決の矢面に立つ、とういうことに他ならないから。しかも、異例のことであり、魔王軍の準備期間にも影響を与えることに。そんな状況の中……
なぜか一番、頼られるのが千穂って……(笑)
その状況で、受験勉強どころではなくなってしまう千穂。そんな中、迷いに迷うこととなるのは、鈴乃。勿論、魔王軍と、という部分があるのも事実。その一方で、出世をすることで見えてしまったのは、教会の腐敗とでも言うべきもの。信仰への揺らぎ。そして自覚せざるを得ない魔王に対する想い。
一方で起こるのは、アシエスの異変。体調不良から、とにかく食い続けないと周囲を破壊してしまう、という状況まで起きる中、千穂の提案によって集められた新旧でのマグロナルドスタッフ……
まぁ、魔王の煮え切らない態度に対する嫌味とか、そういうところもありつつも、こう見るとやっぱり肝が据わっているんはちーちゃんであり、それをこれでもかと示したエピソードではある。勿論、鈴乃の想い、っていうのも痛切に伝わってくるのは確かなのだけど。そして、文字通り、話としては決戦前夜、というところまで来たのかな? という感じはある。
最近読んだ、アニメのおまけエピソードと比べると、スピード感に欠ける感はあるのだけど、ようやく物語は完結に向けて、ってところまで来たんだな、というのは感じるところ。

No.4953

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