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継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない

著者:紙城境介



伊理戸水斗には中学時代、彼女がいたことがある。同学年の綾井結女だ。しかし、イチャイチャし、些細なことですれ違い、ときめくことよりも苛立つことが多くなった結果、卒業を機に別れた。だが、高校入学を目前に二人は思わぬ再会を果たす。それは、親の再婚相手の連れ子が結女だったのだ! 両親に気を使った二人は、「異性と意識したら負け」という「きょうだいルール」を設けるのだが……
帯にも色々と書かれているけど、もう、お前ら結婚しちゃえよ! という感じしかない。
中学時代、付き合った結果、散々に罵り合って別れた二人。そのことが一種のトラウマになっており、互いに罵り合う。どちらが兄(姉)かで言い争う。そして、心の中で、どちらも当時のことを思い出しながら……。でも、意地の張り合いをするのだけど、基本的なものの考え方とか、そういうものは一緒で、同じ結末になり、ということに。
なんつーか、結女さん、クールに見えて、かなりヘッポコ。「きょうだいルール」で相手を意識させよう、として、お色気作戦に出て、結果、ただの羞恥プレイになってみたりとか、何をしているのやら……。途中で、自分がしていることに気づいて赤面していくシーンとかに大笑いした。
で、その一方で、この二人、何だかんだで一緒になる、近づく機会が多いっていうのもポイントなのかな? 才色兼備、ということもあり、結女に近づく男子が多くウザい。しかも、今度は、兄弟だと知って水斗へ……。その状況を打破するため、偽装して……。そもそもが……なわけだから、やけぼっくいだよね……
と、なんか、面倒な二人の、何だかんだのラブラブっぽりを見せつけられた。そんな感想ばかりが出てくる。
ただ……
何が高校デビューじゃい! 眼鏡をはずすな!
……という想いを抱いたのは秘密。

No.4977

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