著者:支倉凍砂
自分を出し抜いた女商人・エーブ、そして、「狼の骨」の噂。ロレンスたちがたどり着いたのは河口の町・ケルーベ。川を挟んで南北の対立のある町で情報を仕入れるのだが…
前巻が番外編だったので、結構、久しぶりの本編と言う感じがする。そして、物語の方も、久しぶりに商売という部分を前面に押し出してきたところ。とは言え、今回は上下巻の上巻、ということもあって、導入編と言う印象だけど。
なんていうか…キーマン、恐ろしい子! そして、エーブ、もっと恐ろしい子! ですか?(笑)
「狼の骨」の情報を巡って情報収集に勤しむロレンスたち。そんな町の背景にある南北の対立と、そこで儲けを企む者たち。ロレンスが凹んでいる場面があったけど、完全に今回のエピソードでは、その勢力に挟まれ、弱小商人であること、そして翻弄される存在である、っていうのが浮き彫りにされた形だし。キーマン、エーブ、どっちにも今回に関して言えば、いいように弄ばれているもんなぁ…。これまでのシリーズの中でも危機はあったわけだけど、今回の場合、ある意味ではこれまで以上かも知れない。
という感じで本編があるわけだけど、一方で、ロレンスとホロのやりとりは今回、ちょっと甘さ控えめかな? と。6巻で同行することになったコルが出てきたおかげで、これまでと比べて「あからさまに甘い」やりとりが弱くなった感じ。それでも、そこかしこに、二人の関係を感じさせるものはあるし、また、それを見て赤面するコルがかわいい、みたいな部分もあるんだけどね。まぁ、最初の頃から知っているから読者は、ニヤニヤするだけで良いんだけど、コルみたいな立場だったらオロオロもするだろうな、と思う、うん。
ともかく、今回は「上巻」ということで、早く続きが読みたいぞ、ということで。
通算1260冊目

![]() | 狼と香辛料 8 (8) (電撃文庫 は 8-8) (2008/05/10) 支倉 凍砂 商品詳細を見る |
自分を出し抜いた女商人・エーブ、そして、「狼の骨」の噂。ロレンスたちがたどり着いたのは河口の町・ケルーベ。川を挟んで南北の対立のある町で情報を仕入れるのだが…
前巻が番外編だったので、結構、久しぶりの本編と言う感じがする。そして、物語の方も、久しぶりに商売という部分を前面に押し出してきたところ。とは言え、今回は上下巻の上巻、ということもあって、導入編と言う印象だけど。
なんていうか…キーマン、恐ろしい子! そして、エーブ、もっと恐ろしい子! ですか?(笑)
「狼の骨」の情報を巡って情報収集に勤しむロレンスたち。そんな町の背景にある南北の対立と、そこで儲けを企む者たち。ロレンスが凹んでいる場面があったけど、完全に今回のエピソードでは、その勢力に挟まれ、弱小商人であること、そして翻弄される存在である、っていうのが浮き彫りにされた形だし。キーマン、エーブ、どっちにも今回に関して言えば、いいように弄ばれているもんなぁ…。これまでのシリーズの中でも危機はあったわけだけど、今回の場合、ある意味ではこれまで以上かも知れない。
という感じで本編があるわけだけど、一方で、ロレンスとホロのやりとりは今回、ちょっと甘さ控えめかな? と。6巻で同行することになったコルが出てきたおかげで、これまでと比べて「あからさまに甘い」やりとりが弱くなった感じ。それでも、そこかしこに、二人の関係を感じさせるものはあるし、また、それを見て赤面するコルがかわいい、みたいな部分もあるんだけどね。まぁ、最初の頃から知っているから読者は、ニヤニヤするだけで良いんだけど、コルみたいな立場だったらオロオロもするだろうな、と思う、うん。
ともかく、今回は「上巻」ということで、早く続きが読みたいぞ、ということで。
通算1260冊目

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