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オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい

著者:戸塚陸



進級して1か月。クラスの中で「ぼっち」という確固たる地位を確立した俺、小島新太。担任の頼み事で、幽霊部員として所属している漫研の部室に行った俺はそこで、クラスの中で水と油の関係にあるギャル軍団のリーダー格・綾崎絵麻の秘密を知ってしまう。それは、彼女が実はオタクであること。そして、彼女の同人誌作りに協力することとなって……
第31回ファンタジア大賞・銀賞受賞作。
綾崎さん、あなた、かなりの変態ですな! うん。
リア充グループのヒロインが実は! こういう設定の話って、結構、色々とあるのだけど本作の場合、何と言ってもヒロインの綾崎さんがパンツ描写が大好きだ! っていうことだろう。しかも、主人公・新太が敬愛していた絵師のアヤエだった。しかし、一枚の絵としては良いのだけど、物語性が必要になる同人誌となると……ということで協力することに。その中でやるのは、パンツを見せての羞恥シーンだったり、新太の幼馴染の少女・沙弥のパンツを見せてもらうこと、だったり……
その一方で、絵麻がオタクである、ということを周囲から隠す、ということもあって……と、変態的な絵麻のキャラと同時に、お約束も抑えられている、という感じだろうか。
その中で、この作品のメインとなるのは、「推し」というものの面倒くささ、みたいなものなのかな? 同人誌作成に渦中で、だんだんと信頼関係を築いてきた二人。しかし、新太のある一言で……。こういうと何だけど、アニメ好きとかの場合、「〇〇は俺の嫁!」みたいなものを毎クールごとに言っていたりする。じゃあ、それを真に受けたら……。ある意味で、ファンの側の浮気性っぷりとか、そういうのが大きくクローズアップされているな、なんていうことを思わずにはいられなかった。
話としては一区切りだけど、これ、同じサークルで、となれば、ますます絵麻のオタバレとかの可能性とかも高くなりそうだし、続編も期待したいな。

No.5008

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