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同棲から始まるオタク彼女の作りかた2

著者:村上凛



理想のオタク彼女(彼氏)を作るべく、同棲をしながら協力することとなった景虎と心。先立つものと、オタクとの出会いを求めて、バイトを探すことにするのだが……
オタクバイトって一体、何なのだろう? と、ちょっと思ってしまった今日この頃。
今回は、オタクの交際相手を作るために、バイトをする、というわけなのだけど……そもそも、「オタク」と言っても、「何の?」っていう部分があるもんなぁ……。いや、さらに言うのならば、同じものを愛好していたとしても、スタンスとか大分違ったりするしなぁ……とか、どうしても思ってしまうもので。
ともかく、バイトをしよう! ということで、最初に心が手を挙げたのは、コスプレ撮影会。ところが、いきなり変な衣装を着てみたり、はたまた、その登録しようとしたところが……。まぁ、この辺りは結構、ねぇ……。そもそも、例えば、ファストフードとかのそれと違って、「これをしたから」という感じではないし、結構、グレーゾーンよね。
そして、その後、景虎と心が、共に働くことになったのが、メイド喫茶。1巻の段階で知り合って、一旦はデートにまでこぎつけた五条さんが働いている場所。そして、心もまた、一緒に入った久住と仲良くなるが……
なんつーか、この作品のキャラで一番好きなのは久住さんかも(笑) 一見、チャラ男的な見た目な久住。しかし、面倒見は良いし、オタクであることも確か。何より、気さくで良い奴。ただし……ドM的な思考を持っていることをアピールしてしまう残念イケメン(笑) 今回のムードメーカーだし、何か良い味を出しているんだよね。
で、そんな中で、景虎は、五条さんとのやりとりを重ねる。彼女が隠しているのは、男性声優のファンである、ということだろう、というのはわかる。そして、そんなのは気にしない、ということを伝えるのだが、ふとしたことで聞いてしまった彼女の一言……。そこで……
こういうと何だけど、オタク云々って要素は薄くなったのかな? と感じる。いや、五条さんの行動とか、そういうものについては確かに、背景としてあるのだけど、それよりもちょっと拗らせた中での恋愛模様というか、そういう印象が強くなっているように思える。そして、その中での前提となっている景虎と心が同棲できている状況そのものの危機へ……
なんか、普通のラブコメっぽくなってきている気がしないでもないけど、これはこれで楽しみ。何気に、修羅場状況になりかけているしね。

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