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クラスメイトが使い魔になりまして

著者:鶴城東



名門魔術師の出身で、成績優秀。次期の生徒会長ではないか、とさえ噂される学年一の美少女・藤原千影。しかし、召喚術の試験でなぜか術が暴走。強力な魔人を呼び出してしまう。そんな中、魔人からノーマークだった落ちこぼれ魔術師の芦屋が助けに入った結果……魔人と藤原の魂は融合し、なぜか、芦屋の使い魔になってしまい……
第13回小学館ライトノベル大賞、ガガガ賞&審査員特別賞受賞作。
なんか、良くも悪くも王道な感じだったな、という印象。物語の粗筋としては、冒頭に書いた通り。上昇志向が強く、常に上を目指せと言い続ける藤原が、落ちこぼれ魔術師で、とりあえず大過なく過ごしたいという芦屋の使い魔になり、芦屋は常に藤原のお小言を聞きながらという日々が始まることに。しかも、周囲からは、奴隷にされているとか、そういう誤解まで広がって……
というやりとり、そして、魔法学園では、クエストという魔人などが引き起こす事件を解決する、という仕事があり、そのクエストをしながら、バトルをする連作短編的な形でもある。まぁ、それぞれヒロインが……という部分もあり、と……
ある意味、お約束なバトル&ラブコメ的な感じで、それなりに楽しめたかな? という感じではある。
ただ……正直なところ、作品の世界観とか、そういうのがちょっと掘り下げられておらず、最初から続巻前提で、だったのかな? と。芦屋について、藤原が過去に何かあった、というような伏線。藤原と融合した魔人・ソフィアが芦屋のために世界征服させようとする理由とか、そういうのは全てそのまま……。「恐らく」というのはわかるだけに、逆にすっきりしない、と言うか。色々と引っ張った割に、という感じになってしまったのだ。
単純にバトル&ラブコメ(?)モノとしては楽しめたのだけど、新人賞受賞作としてのまとまりとか、そういうのはあまり感じられなかったかな?

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