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ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?2

著者:新八角



夏も盛りの終末都市・東京。ある晩、巨大なオーロラがアラカワ周辺に発生。その結果、電磁災害が引き起こされ、町は大混乱に。そんな中でも伽藍堂は元気に営業中……と思いきや……
スライム料理やら、蟻酸による酸味抽出やら……やっぱり、この作品の料理は、色々と想像すると……。でも、考えてみれば、今、普通に食っている海老とかだって、色々とグロテスクだし、そういう意味では偏見の賜物、ってことになるよなぁ……なんていうのを思わずいられない。
と、そんな料理云々の話はあるのだけど、物語の中心となるのは、ウカとリコの出会い。そして、ウカと同じく古代の自律人形遺産であるヤシギを巡る物語。
本来、人類に奉仕するために作られた自律人形遺産。しかし、肝心の人類が、実質的に滅んでしまい、少なくとも文明は壊滅。その中で、長きにわたる孤独を味わっており、そんな中で、地上へと降り立つこととなったウカ。そんなところで、リコと出会う。自律人形遺産であるウカの存在は、色々な抗争の種になっており、カクタスにとってもおいそれと手を触れることが出来ない存在。けれども、長年、孤独を味わってきたウカが、自分の料理を「美味しい」と言ってくれたリコの存在は特別で……。それが、伽藍堂を作るきっかけとなった……
その一方で、その自律人形遺産として、「マスターのもの」という意識に囚われているヤジギ。しかし、その心を溶かしたのは……
1巻のときは、その世界観故の料理のアレコレとか、そういうものの目新しさで引っ張られたわけだけど、今回は世界観とか、そういうものを掘り下げてきたな、というのを強く思う。勿論、料理の「美味しそう」というのを含めて。

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