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ガーリー・エアフォース12

著者:夏海公司



本編で語られなかったエピソードを集めた短編集。
とは言え、1編目は、小松基地に来た新たなアニマ・レイピア。しかし、覚醒前で眠り続けるレイピアによって、不可思議な出来事が起きて……。いつもは、必ず邪魔される明華との時間が取れたり、はたまた、時代設定そのものも慧自身が知っているそれと異なっていたり……。その中で、違和感を覚えるのたのが、慧とファントムで……。150頁あまりと、作中で最も分量があるエピソードなだけに、雰囲気的にも、本編のそれに近い、という風に感じる。
その後は、イーグル、ファントムと言ったアニマたちのエピソード。何と言うか、それぞれのキャラクターが良く出ているな、という印象。
2編目は、イーグルのお守りをする八代通視点での物語。何と言うか、本編では良くも悪くも天真爛漫。しかも、どちらかというと、咬ませ犬的な立ち位置だったイーグルだけど、なぜ、八代通にあれだけ懐いているのか、というのがよくわかる気がする。何だかんだ、と言いながら、八代通さん、イーグルに甘いわ。
3編目はファントムの話。イーグルとコンビを組んで、自衛隊のデモンストレーションをしろ、ということになったファントム。嫌な予感しかしないが……。こっちも、ファントムのキャラクターが上手く出ているよな。策士、というか、頭脳派というかなファントムにとって、直情的なイーグルとコンビを、というのは最悪な状況。でも、練習とかを大量に課せば音を上げるはず……と思っていたら……。何度か、策士だからこそ逆に、ということはあったけど、まさに、そんなものを凝縮したようなエピソードになっていたと思う。
まぁ、本編が終わってしまっているので、まさに番外編的なエピソード集っていう感じのシリーズ完結編となるわけだけど……
やっぱり、明華のエピソードはないのかい!
というのを思わずにはいられない。

No.5158

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