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HELLO WORLD

著者:野﨑まど



「お前は記録世界の住人だ」 本好きで内気な少年・直美の前に現れた「未来の自分」は衝撃の事実を告げる。世界の記録に刻まれていたのは、未来の恋人である瑠璃の存在と、彼女の死だった。悲劇を回避するため、二人は協力をするのだが……
一応、作品としては「映画のノベライズ」という位置づけになるのかな? まぁ、まだ公開されていないので、それほど気にせずに読んだのだけど。
まず言うと、物語として前後半で大分、カラーが異なっているな、ということ。
前半は、直美の前に未来の自分が現れ、「未来の恋人」である瑠璃と恋人になるまで。そもそも、知り合ってすらいない状態から始まり、無理矢理やることになって図書委員として瑠璃と出会う。しかし、彼女の第一印象としては、かわいい、とかではなくて、怖い、とっつきにくい、というもの。そんな相手に、未来の自分である「先生」の指示なども交えながら接近していく。「先生」の指示に不可解なところがありながらも、しかし、実際に上手くいく。しかも、その中で。瑠璃の本当の人間性も見えて……。そういう瑠璃だからこそ、直美は惚れ、先生の指示にない行動を取って……
そしてそこからは後半。一気に時間が経過し、そして、直美が「先生」から、瑠璃を護るため、として教わったものを作り出す能力を使い、世界そのものとの戦いを……。文字通り、次々と変わっていく世界そのもの。その中でのアレコレって、映像にしたら実に映えるだろうな、というのを強く思う。思うのだけど、逆に言えば、文章で書かれると……っていうところがあるし、終盤のひっくり返しはちょっと強引かな? という気もする。端的に言うと、何だかよくわからなくなってしまった、という風に思えるんだよね。
個人的な好み、でいうなら、前半の方のような感じで進めてほしかった、かな?

No.5164

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