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妹さえいればいい。13

著者:平坂読



冬が終わり、季節は春。主人公たちはそれぞれ、新しい一歩を踏み出し始める。
最終章開始、というか、前巻で伊月と那由多のアレコレがまとまって……というのが、京や千尋の新生活が始まって、というのも相まって、文字通り「新章」という印象の話だな。
大学の工学部に入った千尋。TRPG部に入った彼女は、完全にオタサーの姫。そして、自分を大事にしてくれるのは良いけれども、どうにも……。そこで、春斗に「彼氏役」をお願いして……。まぁ、それ自体は良いのだけど……何気に、ここで描かれる千尋の執念深さが怖いんですけど(笑) 春斗の想い人は、京。それはわかっている。けれども……
一方、ブランチヒル文庫の新米編集者となった京。入ってしばらくの仕事は、それまでやってきた編集部のアルバイトの延長線ということもあり、無難にこなす日々。そんな中、WEB小説を発表している人にコンタクトを取る。が、その作家は、GF文庫でトラブルを起こして追放された和泉。その和泉の作品を担当することになったのだが……
「人の話を聞かない」「自分の要望だけを押し付けてくる」
過去、そんなことが理由でトラブルに至った和泉。実際に京が担当をすると、いきなり「このイラストレーターが良い」と言い出し、さらに、作品の改稿をお願いし、了承したはずなのに……。いるよね、こういう人(笑) 自分も同人誌の編集の手伝いとかやっているけど、締め切りを必ず破る人とかおるし。でも、先輩の手も借りて、での一言で解消されたのならば、まだ、和泉はマシな方なのかな? とも……
そして、新シリーズを手掛けることとなった伊月。これまでの「妹」路線とは異なる作品に、担当の土岐も手ごたえを感じつつ、しかし、自分と共にさらなる成長はあるのか? とも思える。そんなとき、京が提案したのは……
なんか、そんな騒動があって、でのこの巻の最後の1文。いよいよ、物語が終わるんだな、というのをひしひしと感じる。最終巻は、皆のその後、とかになるのかな?

No.5264

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